【11.12.08】不活化ワクチン特例承認を
日本共産党の田村智子議員は8日の参院厚生労働委員会で、ポリオワクチンに関して、不活化ワクチンの特例承認を求めました。小宮山洋子厚労相は「来年秋に間に合わせるようにしたい」と述べました。
経口ポリオワクチン(生ワクチン)によるポリオ感染への不安から、2011年春の接種率は、前年比で全国は17%、関東ブロックは22%も低下しています。
田村氏は、中国でポリオ感染が広がっていることを示し、「日本で広がる危険性を軽視できない」と強調。「先進国で不活化ワクチンを使っていないのは日本だけ。予測できる被害を繰り返すのは許されない」とのべ、国民の生命や健康に重大な影響を与えるおそれのある疾病のまん延を防止するため、緊急に使用されることが必要な場合などに認められる「特例承認」を早急に行うよう求めました。
(2011年12月13日(火)「しんぶん赤旗」より)