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【11.07.01】陸前高田・大船渡へ調査
仮設診療所に入院機能を
日本共産党の田村智子参院議員と斉藤信岩手県議は1日、陸前高田市と大船渡市で病院やハローワークを視察しました。陸前高田市の県立高田病院では、石木幹人院長と懇談しました。
同病院は現在、同市の米崎コミュニティセンターで臨時に診療を再開しており、十分な診療スペースが確保できない状態。入院の必要な患者は、隣の大船渡市にある大船渡病院へ紹介しています。
震災前、同病院は、70床あった一般病床で大船渡市からも患者を受け入れていました。石木院長は「一週間でも早く入院機能をもった仮設診療所が必要です。予算は国で全部負担してほしい」と強調しました。田村議員は、震災前と違う場所に再建する場合の補助制度がないことにふれ、「病院の再建に向けて、制度の拡充を求めていきたい」と話しました。
大船渡市の大船渡職業安定所では、伊藤忠雄所長らと懇談。伊藤所長は「民間企業が再建に立ち上がってくれることが地元に職を生み出すことになる。助成制度の使い勝手をよくしてほしい」と語りました。田村議員は「実態を政府に伝え、改善に力を尽くしたい」と応じました。
(2011年7月2日(土)「しんぶん赤旗」より)