【11.03.24】被災者へ医療支援を

参議院厚生労働委員会で求める

日本共産党の田村智子議員は２４日、参院厚生労働委員会で、宮城県の坂総合病院では、他の医療機関や自治体と地域災害対策本部を立ち上げ奮闘していることを紹介し、統一的な対応ができるしくみを厚労省に求めました。

　病院や避難所で死亡者が相次いでいることについて、「患者さんが亡くなられた病院でも懸命に受け入れ先をさがしている」と指摘。国立病院などで稼働していない病床を調査し、高齢者や障害者らの避難所として活用するよう求めました。細川律夫厚労相は、「被災地の外でも受け入れ可能なところを把握して受け入れ体制をととのえるのが大事だ。努力していきたい」と述べました。

　全壊した人などの医療費窓口負担の猶予について通知を次々と改定していることについて田村氏は、「現場は混乱している」と指摘。「被災者はきっぱり免除するべきだ」と主張。大塚耕平厚労副大臣は、「尋常な事態でないので最大限の対応したい」と応じました。(2011年3月25日「しんぶん赤旗」）