日本共産党 田村智子
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【08.06.04】婦団連2008年共同行動―衆院議員会館でつどい

安心して出産したい

 
(記事は2008年6月5日付け「しんぶん赤旗」より)

 「安心して妊娠・出産したい。私たち女性の声をきいてほしい」と日本婦人団体連合会(婦団連、堀江ゆり会長)は4日、衆議院第一議員会館内でつどいを開き、51人が参加しました。
 婦団連加入団体の代表が発言。保団連の齊藤みち子理事が、過酷な勤務のなか、女性医師のうち4分の1が卒後10年の時期に退職している現状をのべました。分娩取り扱い病院や医師が減少している原因として、高齢化や医療訴訟の多さ、産休・育休取得後の現場復帰の困難さ、医療費抑制などをあげました。
 新婦人群馬県本部は、県医師会に妊婦健診公費負担の拡大、後期高齢者医療制度の中止など3点を申し入れ、懇談しました。産科開業医から「忙しさに疲れ果て、仕事のやりがいを感じられない。国は医療費をあげてほしい。いまのままでは採算がとれない」との声が出され、意見が一致したことを発言しました。神奈川県川崎市で飲食店を家族と営む三浦優希さん(30)は、4歳の男の子がいます。収入の保障がないため具合が悪くても働かねばならない業者女性の実態を話しました。
 参加者は、妊婦健診14回無料化のために必要な予算措置や国保の出産手当を強制給付にすること―など5項目を政府に求める緊急要求を拍手で確認しました。
 日本共産党の高橋千鶴子衆院議員のほか、民主党の小宮山洋子、社民党の辻元清美両衆院議員が激励あいさつしました。田村智子党東京都委員会副委員長が出席しました。