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【07.06.27】日弁連政治連盟と懇談、霞ヶ関で早朝宣伝、近藤とし子さんを囲むつどい、千代田職場支部「党を語るつどい」
9条を守る議席を
この日は早朝から、日本弁護士連合会政治連盟東京本部の弁護士さんたちとの朝食会。「憲法九条をかえさせません」と書いたリーフを自己紹介がわりに手渡しながら、「憲法を大黒柱にすれば、もっと政治はよくなる」ことを、学生時代の学費値上げ反対のストライキ、秘書時代の体験を交えながら語りました。とくに九条の理念を実践することを強調し、「東京の議席を改憲勢力に独占させるわけにはいかない」と決意をのべると、大きくうなづく弁護士の姿もありました。
また03年、2大政党旋風のもとで初めて候補者となったことから、選挙に大義がなくなっていると批判。「憲法前文の冒頭には、『国民によって正当に選ばれた議員』と書いてある。選挙の大義も問うたたかいにしていきたい」と語りました。
参加した弁護士からは、「9条を守ることは東京弁護士会の第一課題」「弁護士会のなかにもいろんな意見があり、いままで物が言いにくかったが、国の基本法である憲法について方向性ももっていきたい」という声がだされました。
そして「客観的には日弁連と日本共産党の主張には重なる点が多い。議席が吹き飛ばされないように何とか打開してほしい」「様々な国民の運動のなかで共産党議員と会う機会が少ない。もっと国民のなかに浸透していってほしい。われわれを頼りにしてほしい」という叱咤激励が寄せられました。
「いっしょに、国民の声を政策にする仕事を」 霞が関で宣伝
その後、すぐに農水省前に車を走らせ、労働者全国・全都労働者後援会の宣伝に合流。出勤する公務員の方々に「天の声でも、鶴の一声でもない、国民の声にこたえて働きたいと思っているのではないでしょうか」と語りかけた田村さん。庶民増税などでくらしを追い詰める施策でなく、「笑顔のひろがる政策、国民に喜ばれる政策をいっしょにつくっていきましょう」と呼びかけました。また「公務で働くみなさんを過労に負い込む公務員削減は許さない」と自公政権が8時間労働制を投げ捨てようとしていることを批判。「憲法にそって生きがい、働きがいをもって働ける社会のためにいっしょに声をあげましょう。田村智子を国会に押し上げてください」と訴えました。
宣伝を終え、かけよってきた後援会員の女性は「一度お話を聞いてとても感動した。今朝は、職場の同僚にも声をかけて宣伝に参加したのよ」と田村さんの手を握りながら、激励してくれました。
近藤とし子さんを囲むつどい
お昼は、近藤とし子さんを囲むつどいに参加しました。近藤さんは、長らく食生活改善の運動の草分け的な存在でした。つどいでは、労働者に給食を配るよう工場と交渉し、実現するなど運動の先頭にたってこられたこと、戦後は初の厚生労働省の技官として、食生活改善の道を拓いてききたことなどの功績がたたえられました。あいさつに立った田村さんは、保育園の民営化により、子どもたちにファーストフードが与えられていることを告発。「食と命を守る運動を私も引継ぎたい」と、参院選挙を全力でたたかいぬく決意を語りました。
千代田職場支部主催「党を語るつどい」
夜は、千代田職場支部主催の「日本共産党を語るつどい」がおこなわれました。会場には仕事を終えた労働者が次々かけつけ、イスが足りなくなるほどでした。冒頭、「迷っている方も一歩ふみこんで、日本共産党に加わっていただきたい」と会場いっぱいの参加者によびかけた田村さん。自身が「親に心配をかけたくないと入党をためらっていた」けれど、党に出会って核兵器廃絶の展望を知り、「あきらめない生き方」を学んだことを紹介。また、給与明細を受け取ったサラリーマンから、住民税増税に怒りの声が広がっていることを紹介。この増税の犯人は民主党であり、社民党もかつては消費税増税に賛成したことを告発、日本共産党はただの一度も庶民増税に賛成してこなった政党であることを訴えました。
最後に「働くみなさんのたたかいが、いつも活動の根っこにある」と、学生時代、国鉄民営化反対のたたかいに連帯したことにふれた田村さん。キップのうらに「がんばれ」と激励メッセージを書き、駅員に手渡したエピソードを紹介。トイレにも行けないほど過密な勤務におかれている実態に憤ったことを語りました。「当時は、追いつめられて自殺する国労組合員もいました。私は、人間の尊厳を傷つけるようなやり方は、絶対に許せない」と声を詰まらせながら語ると、会場でも涙をぬぐう参加者の姿が見られました。
会場からは、田村さんへの質問タイム。「共産党が議案提案権をもつと、国会はどうかわるのか」「入党のときにどんなよびかけをされたのか」「高い学費で困っている。若者にメッセージを」など多彩な質問がだされ、田村さんは一つひとつ丁寧にこたえました。
参加者からは、「初めて共産党の人の演説を聞いて、本当にすごいと思いました。学費も昔はそんなに安かったのかと驚くとともに、なぜ学費がこんなに高いのかと腹が立ちました。多くの人がこの実態を知って政治が変わればいいなと思いました」(学生)、「共産党の議員が増えれば、変わるということが感じられました。希望が見えてきました」「最初から最後まで、自身の経験に基づいた話で感動的な説得力あるものでした。一度話を聞いたらファンになるという評はぴったり。会場の質問にこたえる力も現職の国会議員に負けない抜群のもの、必ず当選させなければならない最良の候補者」という感想がよせられました。