日本共産党 田村智子
コラム

【12.12.10】日本共産党に政治を動かす力はある

「脱原発」の政策と運動で果たしてきた役割

日本共産党がのびることが、政治にどんな影響をあたえるか。
街頭演説でここに力をいれて話をしています。

「脱原発」「卒原発」などかかげる政党。日本共産党は、選挙が終われば政策の一致で、原発なくすためにそういう党ともの力をあわせる決意がある。
けれど不安がある。経済界・原発マネー関連企業の圧力にどこまで対抗できるのかは、はっきり言って心もとない。
「新たな安全基準」をいう未来の党、基準を満たしたら再稼動を認めるのかと、テレビ討論で問われて、こたえられなかった。
日本共産党が力をつけてこそ、こういうふらふらしている政党が国民を裏切ることを許さない力になる。

首相官邸前の行動も、マスコミが無視する中で「赤旗しんぶん」が大きくとりあげてきました。
呼応して全国に広がる運動も報道し、全国のみなさんが連帯感をつよめていきました。

私も、官邸前の交差点に100人くらいの抗議行動が行なわれていたときに、国会議員が見向きもしない集会だったときに、激励にかけつけあいさつしました。
要求の一致点で、日本共産党はこの運動を励まし、ともに広げようとがんばってきたのです。

「赤旗」報道はインターネット上で話題になりました。
そして、官邸前の交差点が人の波でうまったとき、マスコミもとうとう無視できなくなっていった。
その後は、いろんな政党の政治家があいさつにかけつけるようになりました。

国民の要求にねざしたねばりづよい行動。
要求で一致して、誠実に共同する日本共産党。
これらが、他の政党、政治家を動かす力になったことを、私は現場で体感してきました。

国会議員として2年半、こんな場面を何度も実感してきただけに、言いたいこと、知らせたいことがいっぱいあります。
どこまで伝えられるか、どう話そうか、移動中も夜寝るときも、そのことばかりを考えています。