日本共産党 田村智子
コラム

【12.12.09】渋谷109前の雑踏の中で

福島県から避難している女性との偶然の出会い

渋谷109の前での街頭演説。
若い人の波が往来するなかで、一人の女性が私たちの演説をIPad(だと思います)で録画していました。

話し終わって宣伝カーから下りると、「私は福島から東京にきて避難生活をしています」と一言。みるみる目に涙がたまっていくのです。
思わずハグしてしまいました。
帰りたくても帰れない、これからの生活はどうなるのか、そういう思いはどれほどのものか。

この日の街頭宣伝は、聴衆を集めるための予告はしていません。
彼女は偶然通りかかって、私たちの話に足を止めたのでしょう。

「しっかり録画しました。がんばってください」――こんな出会いがあるとは。
再稼動を許さずに廃炉の決定をする。その力を国会につくらなければ、なんとしても。