コラム
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【12.10.09】消費税増税の中止を! 各地で国政報告
「中小業者にとっては殺人税」の声も
3連休の最終日は神奈川の消費税廃止各界連絡会で、今日はこれから千葉県の消費税を廃止させる連絡会で、時間をとった国政報告の場をいただきました。神奈川の会議では、1時間の「講演」+質問にこたえる時間ということで、国会論戦のなかみについてもじっくりお話しすることができました。
中小業者にとっては、消費税は身銭をきって納めなければならない税金――論戦でも繰り返しとりあげた消費税の大きな欠陥の一つです。
「消費税は預かり金なんだから、納められないはずがない」と、中小業者は税務署からだけでなく、世間一般の世論でもそういわれてきました。
けれど、下請け業者の場合は、値切りに値切られた単価に消費税が加算されて、それが預かり金と言えるのか。
小売業者も、売り上げがおちこんでそもそも赤字。自分の人件費も出せないなかで、貯金をはたいてでも納めなければならないのが消費税。
こうした実態を私も各地で話してきました。
しかしは現場の苦しさは、こんな私の話よりもはるかに深刻なのだと、神奈川の連絡会で思い知らされました。
「消費税が5%になった年、友達から『手形が切れない。どうしようもない』という電話があった。その数日後、夫婦で心中してしまった。あの時の電話が今でも忘れられない」
「消費税は殺人税だ。知人の事業所は、消費税400万円、前年までの消費税の延滞金が700万円。とうとう払うことができずに廃業してしまった」
所得税さえゼロになる状況で、消費税10%になったら、自営業者はもう首をくくるしかない。
「廃業税」「殺人税」という言葉は決して過激でもなく、これこそが実態なのです。
(写真は最近植えた、西洋ナデシコとフジバカマ。最近は簡単に花苗を植えるだけになってしまいました。それでも少し秋の風情になったでしょうか。隣にはまだ、ミニダリアと大きくなったマリーゴールドが元気ですが…)