日本共産党 田村智子
コラム

【12.05.31】早く芽を出せ…と願う毎日

「種まきが趣味」のはずなのに

 
5月11日の東京MXテレビに出演したとき、エーデルワイスの種をいただきました。
「たむら」の「た」をカルタにして、「種まきが趣味」という紹介にあわせてのプレゼント。
13日の母の日に、仕事帰りに種まき用の土を買い、ついでにミニひまわりの種も買って、さっそく種まき。

それから毎日、早く芽が出ないかと朝晩ながめているのですが…。
2週間が経つ頃、ひまわりは一つだけ双葉が頭をもたげたのですが、後続の姿がみえてこない。
エーデルワイスも、う〜ん、小さな小さな双葉が2本やっと確認できたのですが、これはほんとにエーデルワイス?

ひまわりさえ芽が出ないとなると、「趣味は園芸」などと言えなくなってしまいます。
たしか、小学2年生頃に育てるのがひまわりだったような。
水にひたして少し膨らませてからの方がよかったか、まく時期が遅かったか、深く土をかけすぎたか。
朝、家を出る前に花壇をながめてはため息。
帰宅すればまずは水やり。(早目に帰った日は、晩ご飯を作らなければならないのですが、まずは水やりです)
そして変化はないかと暗がりで目をこらし、もうあきらめた方がいいのかと、またため息。

それでも、あきらめきれない。もう少し、様子を見ようと思い続けています。
植物の力は、私が思っている以上に強いのです。
(写真は、4月半ばの我が家の花壇。手前の姫リンゴ(鉢植え)の白、カロライナジャスミンの黄色、春の色として満喫しました。)

 
例えば2年前に、花壇がさみしいからと衝動買いして植えたミニダリア。
植えっぱなしにして、冬の寒さに枯れてもそのまま。地面には姿が完全になくなっても、暖かくなれば球根から新しい芽を出し、初夏には花をつけてくれる。
シンビジウム、満開の鉢植えをいただき、2年続けて花芽がつかず、やっぱり蘭の種類は私には向いていないと思っていたら、突然花芽がぐんぐん伸びだして、今年の春はたくさんの花をつけてくれました。
スノードロップも植えっぱなし。夏に球根をほりあげることもしないのに、毎年1月終わり頃、つんと芽を出し雪にも負けず、可憐な花を見せてくれる(数は少ないですが)。

エーデルワイスとひまわりも、私のあきらめかけた気持ちを、良い方向で裏切ってくれますように。
私の生活の一部になっている植物とのかかわり、小さな驚きやどきどき感は、私の活力の一つです。
(右の写真は5月半ばの花壇。今度は、てっせん(クレマチス)のピンクが主役に。ちなみに5月終わりには、奥の紫陽花が咲き始めて、今は紫が主役です。)