日本共産党 田村智子
コラム

【12.05.06】秘書時代の同僚が市長選挙に

福生駅前での第一声で熱烈応援!

GW最終日、肌寒かった朝の気温がぐんぐんあがって、福生駅におりると暑いほど。
家を出てから約2時間、地下鉄・中央線・青梅線と乗り継ぐうちにのどもかわき、今年最初のアイスコーヒーを買って、駅前に配置された宣伝カーに向かいました。

4年前のGWもここで演説をしました。
私が国会で秘書として働いていたとき、同じ議員室の新人秘書だった西村雅人さんが市長選挙に挑戦。
秘書から、行政書士になり、福生市での様々な相談活動にもとりくみ、市民のみなさんから推されての立候補は今回が3度目です。

秘書として一緒に働いていた時には、おとなしいタイプだと思っていましたから、最初に立候補の話を聞いた時には驚きました。
しかし4年前、第一声の演説を聞いて、「すてきな演説をするんだなぁ」と感動しました。
今でも覚えています。

私はこの福生の町が大好きです――ここから始まる演説。
住んでよかった、生まれてよかったと、子育て支援、高齢者の生活支援に力を入れたいという立場が貫かれた演説でした。

しかも、その後の4年間で、公約として掲げた「中学卒業までの子ども医療費無料」「1人暮らしの高齢者への家賃補助」を、市民のみなさんとの運動で実現しているとのこと。
国会では、当選して政権までとったのに公約を次々と投げ捨てる事態が進行中。
かたや、当選できなかったけれど掲げた公約の実現に誠実にとりくむ。
この違いはいったい…。

中学校給食の実現、公立小中学校の給食費無料など、今回も、長年の市民の要求を必ず実現するという意気込みが伝わる、すばらしい演説でした。
この演説・政策が、もっと広く伝わるならば、新しい市政に道が拓けるはず。

現職市長は、わが党以外のすべての政党が応援。
「共産党だけが応援する候補者では勝ち目がない」――こう思われてしまうのが一番悔しい。
そこで、私の応援演説では、わが故郷、長野県小諸市での出来事を紹介しました。

4月、わが党だけが応援した新人が、その他すべての政党が応援した現職を破って当選!
市庁舎移転などをめぐって、市長が独断的な計画をすすめようとし、再検討を求める声が広がるもとでの選挙だったのです。

政治の流れを変えなければ、日本共産党とも協力したっていいじゃないか――こういう声が広がっているのでは。
誰かにおまかせで政治を変える時代は終わった。変えるのは私、そういう時代です。