日本共産党 田村智子
コラム

【12.03.06】母親の小学校生活もカウントダウン

「感謝のつどい」に参加できました

3月、いよいよ娘も小学校卒業です。
そしてこの時期、国会は先の日程が見えない毎日。
「卒業式・入学式は、参加できるかはわからないんだよね」と、昨年から娘に話していました。

息子は「去年、中学の卒業式に親がこなかったのは自分だけだったんだよな。なんだか可哀想な人みたいで嫌だった」とぽつり。
一方、娘は「来なくていいよ。大丈夫だから」と、やせ我慢でもなんでもない返事。「お母さん来れないんだ」と友達やそのお母さんから声をかけてもらうのがいいんだとか…。

6年生の学年行事、「感謝のつどい」に出席できるかどうか、直前まで返事ができませんでした。
衆議院で予算案が審議されている間、参議院での委員会審議はほとんど開かれません。
「感謝のつどい」には参加しよう!と、午後、久しぶりに学校に向かいました。

クラス担任・教科担任をしてくださった先生方をはじめ、保健室の先生、給食や事務の職員さん、登下校の安全を見守るシルバーさんを招いてのつどいです。
プログラムの中心は、子どもたちが創作した6年間の思い出。

音楽会や運動会を中心に、再現劇が続きます。
「あ〜、この歌懐かしい」と思ったり、子どもたちの成長した姿に感心したり。
同時に胸がちくちくと痛みます。
4年生の運動会の直前、新型インフルエンザにかかってしまった娘。悔しかっただろうな。
5年生の運動会、「南中ソーラン」本当に観たかった。私が仕事だったんだよな…。

こういう時間は、自分と子どもの関わり方を考える機会になります。
最近は本当に生意気になって、手伝いを頼んでも素直に「はい」と言ったためしがない。
「どうしてそういう態度なの!」と怒ったり、悲しくなったり、「思春期の始まりだから、まずは拒否か?」と考えてみたり。

ちょっと衝突したときには「思春期入ってる?」と私。
「うん、そうかも」と娘。
「思春期に入ったら、ドアに「思春期中」と張っておいてね」
「まだ大丈夫だと思う」

どうしても、もっとこうなってほしい、なぜこうできないの、と思うことが増えてしまう時期。
学校に行けば、作品や成績で、ついつい周りの子どもと比較してしまう気持ちも起こります。
けれど、「感謝のつどい」が進行するうちに、生きていることが本当に大切なんだよな、という気持ちが胸にいっぱいひろがってしまいました。
3月、東日本大震災を考える毎日。
生きてるってことが、どんなに大切か、かけがえのないことか、大切な人を喪ってしまった方の苦悩はどれほどのものか。
舞台で動き回り、歌い、演奏する子どもたちの姿に、なんだか涙がこみ上げて仕方ありませんでした。

写真は、毎年、我が家の小さな花壇で、春を教えてくれるスノードロップ。
2月の終わりにやっと咲きました。
花弁が閉じていた方が「ドロップ」感がありますが、私は思い切り開いた花が好きです。