日本共産党 田村智子
コラム

【12.02.17】朝の新宿駅西口で街頭宣伝

「税と社会保障の一体改革」に国民の対案を

 
昨日の帰宅途中、雪が降ってきました。
「朝まで雪が残ったら大変だなぁ」と心配でしたが、東京はすぐに止んだのですね。

新宿駅西口、朝は高いビル群にお日様がさえぎられ、完全な日陰。
この時期、とてもつらい宣伝ポイントです。
とりわけ宣伝するみなさんは(労働者後援会のみなさんです)1時間、日陰でビラ配りですから、身体の芯から凍えるでしょう。

そういうみなさんにも元気がでるような話をしようと、マイクを握りました。
今朝のニュースは「税と社会保障の一体改革案を閣議決定する」とのこと。
いよいよ国民的な対案を示していかなければ。

「消費税増税の前に」ではなく、「消費税増税ではなく、やるべきことがある」――私はこれがポイントだと思っています。
演説でも紹介したのですが、半月ほど前、有楽町駅前を歩いて、他党の駅前宣伝に出会いました。私たちが宣伝のときによくとりくむ「シール投票」をよびかけていました。

ボードのタイトルは「消費税増税の前にやるべきことは?」というもの。
「どうぞ、これだと思う項目にシールを張ってください」と、私もよびかけられました。
選択項目は、「国家公務員人件費削減」「国会議員の定数削減」「被災地支援」ともう一つは何だったかな…。

意地悪かなと思いつつ、「政党助成金の廃止はないんですか?」と思わず質問。
「え〜、まあ、同じような政策ですから」と意味不明の回答。

そうなんです。政党助成金の廃止、八ツ場ダム建設中止、スーパー堤防・スーパー港湾・整備新幹線見直し、東京外環自動車道路建設凍結、在日米軍への思いやり予算、グアム基地建設への予算提供…なんにもないのです。

結局、国家公務員の給料と定数を削減し(非正規雇用を増やし、民間給与の引き下げにもつながる)、
国会議員の定数を減らし(比例削減で多数の投票を切り捨て、消費税増税に反対する声も締め出し)、
「もう消費税増税の環境は整った」――ばかにするな!と言いたいのです。

外気の寒さを感じないほど、マイクを握ると身体が温まってしまいます。
黙っているわけにいかないですね。ねぇ、みなさん。という気持ち。

ところで、こういう朝が早い日は「弁当は作らなくてもいいよ」と、息子が前日から助け舟を出してくれます。
弁当作りも10か月がたち(夏休みで楽した日々には目をつぶって)、どうにか悩まずに作れるようになってきました。
むしろあわただしいのは、晩ご飯。

最近は、息子を頼りにして「みそ汁作っておいて」と頼めるようになりました。
昆布でだしをとって、野菜たっぷりのみそ汁。息子の腕もあがりました。
もうすぐ中学生の娘の腕も頼りたいところですが、こちらはもう少し時間がかかりそうです。

(写真は本文と関係ありません。今週月曜日に議員室に飾られた花が素敵だったので、みなさんにもおすそわけです。)