日本共産党 田村智子
コラム

【11.05.24】5・23の参考人質疑に反響広がる

友人からの思いがけないメールも

5月20日のテレビ中継された予算委員会。
テレビで見たという方、「赤旗の記事を読んだ」という方から、激励のメールを何通もいただきました。意見を寄せてくださった方もいます。

けれど、テレビ中継が入らない委員会への反応が寄せられたのには驚きました。
23日の行政監視委員会。参考人のみなさんへの激励が、国会議員にもメールで寄せられるというのも異例のことでしょう。

ネットでの中継は回線がパンク。
そのためか「全部はまだみていませんが」という方からのメールも届きました。
原発事故による放射能漏れ。日常生活の水面ではわからないけれど、実は、相当に不安と焦燥感が広がっているのだと実感します。

一方で、「推進派」の議員たちからの反響も聞こえてきます。
「バランスをかいた人選だ」「けしからん」との声が出ているとか。
行政監視委員会が引き続き、この問題で審議できるかどうか…。
もちろん、私は審議をつよく主張するつもりです。

驚いたのは、夕方、携帯に入ったメールです。
差出人は、久しぶりにみる名前。息子の保育園時代の友人です。
同い年の子どもをもつ同世代の母親。子どものことでは、情報交換もしたし、お酒を飲みながら話もしましたが、政治のことはほとんど話したことがありませんでした。
小学校の途中で彼女が引っ越したこともあり、この7年ぐらいはお互いに音沙汰なしのようになっていました。

政治に全く関心はなかったけれど、3・11で変わった、というメール。
行政監視委員会の意見陳述も、ネットで途中までみたようです。
放射能汚染については、自分で情報をさがすしかない、情報を探り当てるほどに不安は増していく…。
政治を誰かに任せっぱなしなんかできない、彼女の「決意」のようなものが伝わります。

昨日、委員会室をうめた傍聴人。ネット回線をパンクさせた全国各地の個々人。そしてメールをくれた彼女…。
最初は、さざ波のような動きかもしれません。
波紋を消さずに広げたい。
次の波紋を起こす一石を私が、あなたが、見知らぬ誰かが、次々に投じていく。
さあ、その先にあるものは。