コラム
【11.03.12】被災地に救援、医療チームを!
東北地方太平洋沖地震
11日、次の国会質問にむけて準備をしている時でした。
突然の大きな揺れに、事務所に届いていた請願署名の束が崩れ始めました。
壁際に立って、揺れがおさまるを待つ。
テレビのニュースのボリュームを上げる。
この日の予定をキャンセル、テレビ画面を見るしかないもどかしさ。
津波のすさまじさに言葉を失いました。
夕方6時過ぎ、議員団が集まり最初の対策会議。
東北・北関東を担当する議員が、被災地に向かうことを確認しました。
国会の前は車が全く動かない状態。地下鉄もJRも動かない。
子どものことが心配でしたが、友人からメールで「私の家にいるから大丈夫」と連絡が入りました。
息子は帰宅して、「一人で大丈夫。まわりの家も壊れていない」
夫は、新宿から歩いて家に向かっていることがわかりました。
土日で予定した演説会には行かれないだろうと、地元のみなさんと相談。
現地では、医療体制をすぐにつくることが必要だろうと、その支援のために何ができるかを検討することにしました。
一人でも多く、一刻も早く!
12日、すでに医療支援チームを送ろうと動いている民医連の事務所へ。
仙台空港近くの名取診療所は、全員避難はしたが、建物が流出。
保険証なし、医療費負担なしで、病院が迅速に対応できるようにしてほしい
けが人だけでなく、人工心肺や人工透析をしている患者さんが停電で危機的な状況。
ドクターヘリで運び出す手立てを。
福島の原子力発電所の万が一の事故に備えて、ヨー素剤を早く住民に。
被災地に向かために緊急車両の申請をしているが、警察が「現地からの要請書が必要」「医師会の了承が必要」など難癖をつけている。
次々と具体的な状況、要望がだされました。
すぐに対応の省庁にも連絡をとっていく。私にとっても初めての経験です。
現地がもとめる救援がすみやかに行えるように、知恵も力もつくさなければ。
厚生労働省に連絡をとっていきます。