日本共産党 田村智子
コラム

【10.11.25】午前10時 厚生労働委員会のめどたたず

荒れる国会最終盤

 
北朝鮮の絶対に許されない武力攻撃。
緊急に衆・参の予算委員会で、この問題に関する質疑が行われています。

そして厚生労働委員会でも、緊迫した状況が続いています。
本日予定されている委員会開会のめどがいまだたちません。
午前9時30分の理事懇談会。今日の委員会をどうするかを協議。

障害者自立支援法がどうなるかが、会期末との攻防になるため、協議で自立支援法が持ち出されるかどうか、この間の理事懇談会では緊張の時間が続きます。

民主党からは、今日の委員会で雇用・能力開発機構廃止法案の質疑採決、国民年金法等の改正法案の趣旨説明をしたいと提案。
自民党からは「国対から補正予算に関連する法案以外は委員会審議はいかがなものか」との指示があることが話されました。

委員会運営は全会派の一致が原則です。
この状態では開会はできません。
理事懇談会は休憩。なんとか今日、委員会を開けないかを、引き続き民主・自民の理事が協議するとのこと。

私を含め各党とも審議拒否の姿勢はとりません。
しかし「傍聴を希望する方もいますから、めどがたたないままの状態が続くのはいかがなものか」と意見を述べました。

24日の理事懇談会でも、障害者自立支援法については、民主・自民とも一言も言わない状況です。
議員会館前に座り込み、また議員の部屋をまわって、「審議入りを許すな」と声をあげる障害者の皆さん、支援者の皆さんの姿が目に浮かびます。

12月3日の会期末まで、委員会の定例日は今日をいれてあと2日。
定例日以外に協議をと提案する可能性も否定できません。
ここががんばりどころです。
状況の変化は、随時お伝えします。