コラム
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【10.09.22】100ベッドの増床を一日も早く
東京北社会保険病院でお話を伺いました
荒川沿いの高台、北区赤羽台。川の向こうは埼玉県川口市。東京北社会保険病院を笠井あきら衆院議員、党北区議団のみなさんとともに訪ねました。
病院のすぐ隣のマンションに住む、曽根はじめ前都議も一緒です。
この病院の公的な存続を求めて、私も初質問で名前をあげてとりあげましたから、必ず視察に行こうと考えていました。
国立王子病院の廃止にともなう後医療として、新病院の建設が決まっていたのに、フルオープンまでにはいくつもの壁がたちはだかりました。
そのたびに、地域住民は病院の開設をもとめて運動をつづけ、今も存続のために運動を続けています。
住永佳久病院長、管理者の塩津英美医師をはじめ、病院運営にたずさわるみなさんにあたたかく迎えていただきました。
お話を伺って驚いたのは、病院スタッフをしっかりと築いていることです。
医師・看護師不足で診療科を減らさざるをえない病院があるなかで、独自の工夫、努力は希望をみる思いです。
結婚、出産をへても働き続けることができるように、短時間勤務の正規職員制度を導入。
週3日ほどの勤務というのは、小さな子どもさんを抱えるお母さんに歓迎されているだろうと、自身の経験に照らしても思います。
院内保育所は3階建ての別棟。
離島の妊産婦さんが出産前に子どもさんを連れて滞在する際にも利用できるそうです。(滞在は病院職員用のアパートだそうです)
「医師・看護師の夜勤は月どれくらいですか?」と尋ねると「月2,3回ですね」とのこと。
それならば働き続けられる。
これだけの運営ができる一因は、公的な病院として、固定資産税が免除されているからでしょう。
本当は、他の病院も同じような診療体制になるよう、支援しなければならないのだと、考えさせられました。
病院内も少し見せていただきました。
小児科の病室、小さな子どもさんと遊んでいたのは…「保育士です」!
病棟にも看護師とともに保育士を配置。う〜ん、これはすごい!
私も娘の入院を3回経験してきましたが、大学病院にも専任の保育士をみかけたことはありません。
プレイルームに週に何日か、ボランティアスタッフが来ていただけです。
病室では、親がつきっきり。
同室の小学生中学年の男の子は、一人でテレビを見て過ごしていました。
病院が生活の場となっている子どもに、どういう生活を保障するのか。
北社会保険病院では、小児科の病室からテレビをなくしたそうです。
テレビだけの生活にならないように、プレイルームや図書コーナー、企画の準備に子どもが関わったり…。
どうしたら、他の病院にこの試みが広がるだろうと、またまた考えてしまいます。
産婦人科では一日に2〜3人の出産があるとか。
陣痛室は個室で、家族も待機できるスペースがありました。
地域の助産士さんも積極的に協力してくれるとのこと。
「NICU(新生児集中治療室)を設置したい。そうすれば母子分離をせずに対応できる」
すでに病院は、入院ベッド100床の増床、NICU設置の計画をもっています。
図面まで引いての計画ですが、社会保険病院がRFO(整理回収機構)のもとにおかれていては計画を実施することができません。
「早くなんとかしてほしい」、つよく要望されました。
地域の運動でつくりあげ、今も地域のみなさんの医療を支える中核として発展を続ける。
こういう病院を「売却」などありうるのか!と、またまた怒りがわいてきます。
「臨時国会で、公的な病院として、このまま運営ができるよう、法案提出を働きかけます」
次は増築の様子を視察できるよう、政治が責任をはたさなければ。
プレイルームに週に何日か、ボランティアスタッフが来ていただけです。
病室では、親がつきっきり。
同室の小学生中学年の男の子は、一人でテレビを見て過ごしていました。
病院が生活の場となっている子どもに、どういう生活を保障するのか。
北社会保険病院では、小児科の病室からテレビをなくしたそうです。
テレビだけの生活にならないように、プレイルームや図書コーナー、企画の準備に子どもが関わったり…。
どうしたら、他の病院にこの試みが広がるだろうと、またまた考えてしまいます。
産婦人科では一日に2〜3人の出産があるとか。
陣痛室は個室で、家族も待機できるスペースがありました。
地域の助産士さんも積極的に協力してくれるとのこと。
「NICU(新生児集中治療室)を設置したい。そうすれば母子分離をせずに対応できる」
すでに病院は、入院ベッド100床の増床、NICU設置の計画をもっています。
図面まで引いての計画ですが、社会保険病院がRFO(整理回収機構)のもとにおかれていては計画を実施することができません。
「早くなんとかしてほしい」、つよく要望されました。
地域の運動でつくりあげ、今も地域のみなさんの医療を支える中核として発展を続ける。
こういう病院を「売却」などありうるのか!と、またまた怒りがわいてきます。
「臨時国会で、公的な病院として、このまま運営ができるよう、法案提出を働きかけます」
次は増築の様子を視察できるよう、政治が責任をはたさなければ。
写真は病棟の壁に埋めこまれた小さな展示スペースの一つ。
病院職員が手作りの飾りで、楽しくかわいらしい展示がいくつもありました。
この展示の折り紙の人は、管理者の塩津先生の似顔絵になっていて、鳥居にも「塩津神社」の文字。
産婦人科の医師でもある塩津先生が、みなさんに慕われていることが伝わる作品です。
病院職員が手作りの飾りで、楽しくかわいらしい展示がいくつもありました。
この展示の折り紙の人は、管理者の塩津先生の似顔絵になっていて、鳥居にも「塩津神社」の文字。
産婦人科の医師でもある塩津先生が、みなさんに慕われていることが伝わる作品です。