コラム
【10.08.23】秋田から大分から「公的な病院を守れ」と
市長さんも住民のみなさんも一緒に要請
社会保険病院、厚生年金病院を「売却ではなく存続してほしい」と、全国各地からの代表が集まって、各政党への要請が行われました。
日本共産党への要請には、市田忠義書記局長と私が出席。
参議院会館の会議室に入ると、大変あたたかく迎えていただきました。
名刺をもって参加者のみなさんにあいさつにまわると…、
秋田県能代市長、大分県由布市長がこられていることがわかって、「市長さん自ら、ありがとうございます」と、思わず私がお礼を言ってしまいました。
市長さん、副市長さん、地域で「病院を守る会」を立ち上げた方々、病院の職員。
秋田、福島、大阪、高知、大分…。
立場をこえて、地域もこえて、病院を守ろうと手をたずさえての運動がねばりつよくとりくまれてきたことに胸があつくなりました。
私の8月6日の質問もみなさんがご存知で、「インターネットでみました」と声をかけてくださる方も。
地域でお産のできる病院はここだけになってしまった。
整理売却の対象になるのではと、不安が広がり、離職者がとまらない。
存続されると思って「大丈夫ですよ」と看護学校に職員募集をしていたのに。
切実な思い、要求は、全国どこでも同じです。
「次の国会で、存続のための法案が出されるかどうか、見通しは?」という質問も。
市田さんが、この5年間、病院売却をすることはできなかった、みなさんの運動が政府を動かす力だと激励。
私も、厚生労働委員会のなかで見聞きしたことをまじえてお話しをしました。
「厚生労働大臣は自治体や住民の理解が必要と明言した。これは、みなさんの運動の成果。病院の売却をと求める声は、ごく一部の政治家からしか聞かれない」
自分の初質問が、大きな運動に支えられての質問だったことをあらためて確信しました。
そして、そういう質問は、運動の力にもなりえるだろうと。
質問して終わりではなく、これが始まりなのです。
みなさんと、これからの運動、連帯への決意をこめて、握手を何度もかわしあいました。