日本共産党 田村智子
コラム

【10.07.30】臨時国会が始まりました!

本会議、新しい議員会館・・・緊張の連続でした

 
国会の正面玄関からの登院。
マスコミのカメラが話題の議員の姿をねらっていました。

私は静かにおちついて、市田忠義書記局長、大門実紀史さんとともに、大きな階段を一歩一歩上りました。
初当選の議員は、参議院の職員の方が議員バッチをつけてくれます。
緊張の一瞬。

こうやって始まった臨時国会初日。
秘書として国会で働いたとはいえ、議員と秘書とは全く立場も仕事も異なることをあらためて実感する一日でした。

参議院本会議。新人議員は前方に座る慣習があり、私は一番前の席。
並びをみると、三原順子議員、谷亮子議員の姿がみえました。
この席は、すり鉢の一番底の部分ともいえます。
傍聴席からは議員を見下ろすことになる、これは国会議員としてふさわしい席のあり方だと妙に納得してしまいました。

議員バッチをつけて国会や議員会館を歩くと、警備担当の衛視のみなさんはすれ違うたびに敬礼をし、食堂に行けば議員席に案内される――経験したことのない待遇です。
衛視の方の敬礼には会釈でこたえ、案内には「ありがとうございます」とこたえる。
市民感覚、公僕としての議員という立場を自分のなかにしっかりもとうとあらためて思う一日でもありました。

議員会館も新しくなり、やたら広くなり、会議室を探すのに一苦労。
衆参の党国会議員が一同に集まる議員団総会。場所がわからず、ぎりぎりにかけこみました。
志位和夫委員長が、「建設提案で、国民の要求実現の展望を示す論戦に挑戦しよう」と意気高くあいさつ。
続いて、新人議員の私が一言。これまた緊張です!

「国会秘書の仕事を辞して7年間、国政候補者として活動してきました。この7年間は構造改革の政治がどれだけくらしをおいつめ、日本社会を傷つけたかを目の当たりにする思いでした」
政治を変えなければ、切実な要求にこたえられない、候補者という立場の限界を何度悔しく思ってきたことか!

「私は選挙中、自らの歩みにもてらして、日本共産党は諦めない政党だと訴えてきました。
国民の道理ある要求は、実現の可能性を自らきりひらき、実現するまであきらめない!
6年間の任期、この立場をつらぬいて頑張ります」

所属委員会は厚生労働委員会。
社会保障、雇用の深刻な現実にどうこたえていくか、道理ある道をどう切り拓いていくか、闘志がわきたってきます。

議員会館908の私の事務所が、要求実現への知恵と行動の泉になるように、みなさん、どうぞ私を、そして議員会館をどんどんつかってください!
写真は、908の部屋からの国会眺望です。