日本共産党 田村智子
コラム

【10.06.19】消費税10%!? 「市民派」は看板だけだった

この選挙、絶対に負けられない!

 
公示直前の週末になりました。
朝食のとき、「また仕事?」という子どもたちに一言。
「消費税を10%にしようとしているんだよ。これは大変だよ」

「え!10%」、最初に反応したのは息子。自分の買い物をするようになった中学生は、生活感も芽生えています。
「そう、4人家族なら1年に30数万円が消費税で消える。1か月分の給料かそれ以上だね」

さらに娘に「3000円の服を買ったら、300円消費税払わないといけないんだよ」
ここで娘の目が丸くなりました。
「それ大変じゃない。おっか(お母さんの意味です)、こんなとこで何してるの。早く仕事いかないと」

民主党のマニフェスト発表の様子をニュース番組でみながら、「結局、この人たちは庶民の暮らしがわかっていないんだな」と、心底、怒りがこみあげました。
自民党の「消費税10%」を参考に、今年度中に税制改革をまとめる…

「強い社会保障」といいながら、医療費負担をどうするのか、介護や医療の保険料をどうするのかは、闇の中。
最低補償年金7万円も、今すぐ実現するわけでもない。
ただ消費税アップだけは、強力におしすすめる…

対話演説で出会った方々を思い起こします。
「さっき、時間がなくて質問できなかった方は電話で質問をと言ったけれど、私は電話代も出せないような暮らしをしている。夫婦で年金6万6000円、ここから保険料がひかれる。本当に情けないような暮らしなんだと、わかってほしい…」
途中で声をつまらせながら、年配の男性にかけられた言葉。

管直人さん、こういう方々と話したことがあるんですか?
月3万円ほどの年金で暮している方、
仕事がなくて資金繰りで頭がいっぱいで、命を絶つ事さえ考えている中小企業の社長さん、
財布の小銭とにらめっこしながら、日々の買い物をしている方…

絶対に負けられない!
公示前にして、今、めらめらと闘志が燃え立っています。

杉並、世田谷5ヶ所での街頭演説。
「こんな負担に耐えられるでしょうか。負担を求める相手を間違えている。利益をためにためてきた大企業、大株主に、もうけにふさわしく税金をおさめてもらいましょう」
(杉並は区長が新党たちあげで辞任したために、参院選挙と同日に区長・区議補選もおこなわれます。34才、金子けんたろうさんが、定数2の補選に挑戦することに! 若者の勇気ある選択に共感が広がっています。)

世間はワールドカップでも、私の胸のうちは消費税増税への怒りでいっぱい。
庶民の声を政治に届けなくてどうするか!

 

閑話休題
昨日は夜7時頃、家に帰ることができて、晩ご飯にさわらの照り焼きをつくりました。
7時半過ぎ、チアダンスのレッスンから帰ってきた娘は「ピーマン肉詰めだ〜」と部屋に飛び込んできたのですが…。
「なんで! ピーマンがいっぱいあるから、ピーマン肉詰めにするって言ってたのに…」
1日中、楽しみにしていたようです。

そこで今日は、夜にそなえて、ビーマン肉詰めを焼くだけにして出かけました。
夫が上手に焦げ目をつけて焼いてくれました。
満足してくれたかな?