日本共産党 田村智子
コラム

【10.05.24】沖縄に行ってきました!! 

レポート1 朝、国民新党の議員に偶然出会いました

 
「沖縄に行きたい」、すでに演説会や街頭宣伝の日程が組まれているスケジュールの調整をしたのは、2週間前のことです。
滞在時間は24時間足らず、強行スケジュールが決定!

そして沖縄に到着したのは、23日夜11時頃。
ビジネスホテルでニュースをみていると、鳩山首相の沖縄訪問、県庁を取り囲む抗議行動が何度も流れました。

一夜明け、朝8時半に日本共産党沖縄県委員会に集合。
事務所手前の横断歩道で、国民新党の現職衆院議員、下地みきお氏が車に手を振る朝宣伝をしていました。
信号が赤になったので、せっかくだからと、話しかけてみました。

「国民新党さんは、連立にとどまるんですか?」
「もちろんですよ」
「でも、普天間はどうするんですか?」
「どうしてみなさん、すぐに撤去できると考えるんですかね。段階的になくせばいいんですよ」
「辺野古につくって、それから撤去ですか?」
「日米合意には辺野古とは書いてないんですから」
「それじゃ、日米合意には賛成なんですか」
「あれは上出来です」

ここで信号が青になり、私は会釈して、向かいの党事務所へ。
きっと下地氏は、「なんだあれは、共産党か」と思っただろうな…。

それにしても、ニュースでは国民新党も鳩山首相のやり方に意義を唱えているかのように報道していたのに、当の沖縄選出の代議士が、この態度!
負けられない!という闘志がわいてきました。

県委員会に到着すると、あたたかい歓迎をうけました。
多忙な中、基地の案内の手配、雨の中の視察のため、上下の雨合羽まで用意していただきました。

出発前に、「琉球新報」「沖縄タイムス」に目を通しました。
「怒 怒 怒 怒 怒…」――「沖縄タイムス」の社説の見出しです。
鳩山首相が「断腸の思いで」「名護市辺野古に」と県知事、名護市長に表明。
稲嶺名護市長は、昼食を兼ねた懇談で、はしをとらなかった。

経済界との懇談も用意し、「振興策」に話を持っていきたかった鳩山首相。
ところが、県経済団体会議は「経済報告はできない。なぜ辺野古移設の日米合意となったのか、経過を説明してほしい」

懇談のなかでも、県建設団体連合会の会長は「県民の危険や苦労を売り渡すような野卑な団体には成り下がりたくない」と述べた。

報道の一つ一つに、県民の怒り、書き手の怒りもにじみ出てくるようです。
この怒りをもっと「我がこと」としたい、それがこの沖縄訪問の目的です。
(以下、数日中にレポートをアップします。どうぞお読みください)