コラム
【10.05.17】鴨川市で「国保税2万円の引き下げを!」
市議選挙の応援、千葉土建のみなさんと懇談
朝7時に東京を出発。東京湾アクアラインで神奈川から千葉県へ。海上の一本道、朝日に海が光って見えます。
海を渡って房総半島につくと、田植えの終わった水田が、きらきらと日を照り返しています。
鴨川市では市議選挙の真っ最中。
日本共産党の滝口ひさおさんは、合併前の町議とあわせると3期、議員をつとめてこられました。
宣伝カーに乗り込む前に、大きく引き伸ばした写真をみせていただきました。
「ヘリコプターを飛ばして撮影したんですよ」
緑豊かな山が切り崩され、土砂が広がっています。
ゴルフ場跡地を市が買い取り、残土処理場にしようという計画。
すぐそばを川を流れ、川から海へ、土砂が流れていく。
これでは漁場もあらされる危険性が大きい。
この写真を市民に示し、計画の撤回をさせた…。
山中の人目につかない場所での計画。
足を踏み入れることは困難、現場に行っても全体がわからない、どうするか…。
ヘリコプターを飛ばしての調査、これぞ日本共産党の議員活動だと、感動しました。
鴨川市は国民健康保険の積立金が、周辺自治体よりも群を抜いて多い。
保険税を払うのが大変という声が、年々広がっているときに、積立金を計画的に活用して、国保税の引き下げができるはず。
「1世帯2万円引き下げます!」
滝口ひさおさんの演説は、実直で誠実で、力強い。
さすがヘリコプターを飛ばしてでも、という活動をしてきた方です。
私も応援演説に力が入ります。
「道理のある要求は、どんな困難があってものりこえる、それが日本共産党」
「滝口ひさおさんは、ヘリコプターを飛ばして現場を確認し、この計画を撤回させました」
午前中、街頭での宣伝を一緒におこないました。
通りかかった方、家から出て聞いてくださった方、握手に走ると滝口さんの知り合いがほとんど。
逆に私を紹介してくれて、私の方が応援していただいたような…。
「がんばりましょう!」と宣伝カーに手をふって、昼前に、今度は鴨川グランドホテルへ。
昨日から千葉土建のみなさんが、定期大会を行っているのです。
昼食時間に役員のみなさんと懇談することができました。
建設不況をどうするか。
「遅れている住宅の耐震補強への支援をもっとできないか」
「イギリスでは住宅建設には、付加価値税(日本の消費税)をゼロにしている。日本でも、せめて耐震補強は消費税非課税、ぐらいの措置は必要ではないか」――個人的な考えなのですが、日頃から考えていることを話してみました。
土建組合のみなさんは、耐震補強について調査研究をおこなっていました。
「静岡では、耐震診断をした家の3割は実際に耐震補強につながっていく。東京はわず3%。この違いは何か」
これは、私の宿題です。
短時間の懇談でしたが、なごやかに、笑いが何度も起こり、そして政策へのアプローチも。
大変、充実した昼食懇談となりました。
鴨川市から、また一路東京へ。
行きの車中で、途中の里山に自生の藤の花が咲いているのを見かけていました。
途中で車をおりて、写真撮影。
山の木が紫に見えるのは、とても珍しい光景です。
自然の藤はこんな姿になるのですね。
夜、江東区の(株)きかんし印刷へ。
会社が関係業者の方にもよびかけて「勉強会」を開催。その第1回目に、私を招いてくださったのです。
経済問題を中心に1時間、演説会とは違うので、これはまた緊張します。
資料など、印刷する時間がなかったので、街頭での対話演説用につくってもらったボードを活用することに。
学習会用には明らかに大きすぎるのですが…。
質問は、対話演説と同じように、財政危機、北朝鮮の脅威をどうみるか、日本共産党はインターネットをどう活用していくのか、等々。
あっという間に、時間が過ぎていきました。
ハードな一日でしたが、やりがいもその分大きかったように思います。
帰宅して、「鴨川のおみやげに、びわサイダー買ってきたよ」と子どもに手渡すと、「無果汁じゃないの?」と息子の一言。
言われて確認すると…、「ごめん、びわ風味サイダー、無果汁だった…」
私としたことが、珍しさに目を奪われてしまった。
それでも、珍しいサイダーであることには変わりはない!
「今日はもう歯磨きしたから、明日飲んでみるよ」と娘。
帰宅が遅いのを、おみやげではごまかせませんね。
家族の応援にも感謝です。