コラム
コラム
【10.05.14】東京の演説会に1万人!
志位さんのアメリカ訪問の報告に拍手喝采
東京体育館前に、大きな大きな看板。宣伝効果は抜群です。大型バスで、電車で、ぞくぞくと人の波が会場にむかっていきます。
1万人の会場が満席になるか、期待と不安とがこみあげます。
今日の演説会の「目玉」は、なんといっても志位和夫委員長の訪米報告です。
国連のNPT(核不拡散条約)再検討会議へのロビー活動、沖縄普天間基地問題でアメリカ政府との直接の話し合い。
日本共産党が国際政治の場で、どんな活動をしたのか、その反応はどうだったのか…
とはいえ、私も弁士ですから、開会直前まで10分間の演説原稿に手を入れていました。
大会場での演説は3年ぶり。3年前の有明コロシアムでのうねりのような拍手を思い出すと、武者震いがしました。
参議院選挙を地方議員のみなさんと心一つに。
議員、予定候補者が一人一人紹介され、壇上にのぼって手を振っておりていく、舞台袖でみなさんとはじける笑顔で握手握手。
私の出番。大会場は、エコーがかかるのでゆっくり話すんだぞと、自分に言い聞かせて演壇に向かいました。
話したいことはたくさんある。思いが先走らないように、落ち着いて。
日本共産党が「信念の党」であり、世界を動かす党だと、自分の経験・実感をこめて話しました。
信念を投げ出した鳩山内閣への怒り、沖縄普天間問題にしぼって。
沖縄の基地被害を読み上げるときは、声が震えそうになりました。
自分の思いを、決意を、力の限りで演説した、そんな気持ちで拍手にこたえました。
小池あきらさんの舌鋒鋭い演説。
国会論戦の先頭にたってきた、その活動に裏打ちされた演説は、現職の国会議員の存在意義を存分に伝えてくれます。
そのうえ、この大会場で随所で笑いをとる、さすがです。
そして真打、志位和夫委員長の登場です。
まだ時差ぼけが抜けないという訪米団のみなさん。
そのなかで、アメリカでの活動を演説にまとめあげるのは、体力的にも大変なことでしょう。
まずはニューヨークでの、NPT再検討会議にむけたロビー活動。
核兵器問題での日本共産党の見解をA4サイズの紙、片面にまとめて、これを手渡しての懇談を、国連関係者、各国の代表と次々に繰り広げたといいます。
「練りに練って1ページにまとめた。これがよかった。文章が短いとわかると、相手も安心して読んでくれる。裏が白紙、これがいい」
会場は笑いと拍手でいっぱいに。
これまで国際会議の場では、核兵器の部分的な禁止、核実験禁止や拡散の禁止などを繰り返してきた。しかし、どんなに部分的禁止を積み重ねても廃絶には到達しない。今必要なのは、廃絶の交渉をスタートさせることだ。
この主張は、NPT再検討会議のメンバーからも「非常によく調査され検討された提案」と賛辞が送られ、真剣な意見交流がなされたといいます。
「この文書を非同盟諸国の代表に配布してもいいか」という声も出された、なんと希望にみちた動きでしょうか。
国連での会議ですから、日本からも政府代表は来ていたようです。
ところが、他国が大臣を送り出しているのに、日本は一官僚だったようで、「なぜ被爆国の政府から首相や大臣が来ていないのか」と、他国の代表からは度々声があがったそうです。
まるで、日本共産党が日本代表のような活動だったことがわかります。
沖縄普天間問題では、アメリカ政府(国務省に本部長)と会談。
1時間に及ぶ話の多くは、意見の違いが際立ち、時に激しいやりとりになったと言います。
志位委員長の立場は、「沖縄県民の意思は後戻りは決してできない。基地受け入れの住民の合意は沖縄でも、他の地でも決して得られることはない」、ここから一歩もひかない。
意見は平行線、しかし、「意見の違いはあっても話し合うことは重要」とアメリカ側が感想を述べたというのです。
「日本共産党は公党であるのだから、これまで交流してこなかったのは間違いだった。これからも率直な意見交換を」、これが会談の最後にアメリカ側の言葉。
「意見を相手に率直に伝える、それが大切だと実感した」と志位さん。
鳩山首相のように自分の考えを伝えずに「トラスト・ミー」では、逆に相手は警戒することになる――会場から納得の声があがりました。
「この仕事は、本来、日本政府がやるべきではないのか」
「鳩山首相は、沖縄に行ってアメリカの意思を伝えるのではなく、アメリカに行って沖縄の意思を代弁すべきではなかったのか」
割れんばかりの拍手、私も手のひらが痛くなるほど拍手をしました。
聞いていてあらためて思いました。
アメリカとの対等な友好関係をつくることが、私たちの仕事。
それは意見の違いを怖れずに誠実に伝えることから始まるのだと。
沖縄の問題も、このまま、沖縄県民の意思をふみにじって基地がつくられるならば、日米関係は修復が困難なほどに悪化しかねないでしょう。
私たちの努力こそ、アメリカとの正常な関係を築く確かな道なのだと。
まだ時差ぼけが抜けないという訪米団のみなさん。
そのなかで、アメリカでの活動を演説にまとめあげるのは、体力的にも大変なことでしょう。
まずはニューヨークでの、NPT再検討会議にむけたロビー活動。
核兵器問題での日本共産党の見解をA4サイズの紙、片面にまとめて、これを手渡しての懇談を、国連関係者、各国の代表と次々に繰り広げたといいます。
「練りに練って1ページにまとめた。これがよかった。文章が短いとわかると、相手も安心して読んでくれる。裏が白紙、これがいい」
会場は笑いと拍手でいっぱいに。
これまで国際会議の場では、核兵器の部分的な禁止、核実験禁止や拡散の禁止などを繰り返してきた。しかし、どんなに部分的禁止を積み重ねても廃絶には到達しない。今必要なのは、廃絶の交渉をスタートさせることだ。
この主張は、NPT再検討会議のメンバーからも「非常によく調査され検討された提案」と賛辞が送られ、真剣な意見交流がなされたといいます。
「この文書を非同盟諸国の代表に配布してもいいか」という声も出された、なんと希望にみちた動きでしょうか。
国連での会議ですから、日本からも政府代表は来ていたようです。
ところが、他国が大臣を送り出しているのに、日本は一官僚だったようで、「なぜ被爆国の政府から首相や大臣が来ていないのか」と、他国の代表からは度々声があがったそうです。
まるで、日本共産党が日本代表のような活動だったことがわかります。
沖縄普天間問題では、アメリカ政府(国務省に本部長)と会談。
1時間に及ぶ話の多くは、意見の違いが際立ち、時に激しいやりとりになったと言います。
志位委員長の立場は、「沖縄県民の意思は後戻りは決してできない。基地受け入れの住民の合意は沖縄でも、他の地でも決して得られることはない」、ここから一歩もひかない。
意見は平行線、しかし、「意見の違いはあっても話し合うことは重要」とアメリカ側が感想を述べたというのです。
「日本共産党は公党であるのだから、これまで交流してこなかったのは間違いだった。これからも率直な意見交換を」、これが会談の最後にアメリカ側の言葉。
「意見を相手に率直に伝える、それが大切だと実感した」と志位さん。
鳩山首相のように自分の考えを伝えずに「トラスト・ミー」では、逆に相手は警戒することになる――会場から納得の声があがりました。
「この仕事は、本来、日本政府がやるべきではないのか」
「鳩山首相は、沖縄に行ってアメリカの意思を伝えるのではなく、アメリカに行って沖縄の意思を代弁すべきではなかったのか」
割れんばかりの拍手、私も手のひらが痛くなるほど拍手をしました。
聞いていてあらためて思いました。
アメリカとの対等な友好関係をつくることが、私たちの仕事。
それは意見の違いを怖れずに誠実に伝えることから始まるのだと。
沖縄の問題も、このまま、沖縄県民の意思をふみにじって基地がつくられるならば、日米関係は修復が困難なほどに悪化しかねないでしょう。
私たちの努力こそ、アメリカとの正常な関係を築く確かな道なのだと。
演説を終えて志位さんの控え室に。
「とても面白かったです。もっと2時間くらい講演してほしいくらいです」
志位さんも充実した笑顔で、「中核的なところしか話していないので、それはまた別の機会を考えますよ」
日本共産党という政党のすごさを、私も、参加された1万人の方々も胸に焼き付けたと思います。
どんな困難があっても、道理ある要求を実現するために、可能性をつくりだす、実現への道をきりひらく。
国際社会でこれだけ活躍した政党が、選挙で議席をのばさなくてどうするのか!
演説前よりももっと大きな武者震いがしてきます。