コラム
コラム
【10.04.18】「手取り15万円」「残業代はでない」
青年トーク集会で雇用の現場をつぶさに
やっと春の陽射しとなった日曜日、神奈川県相模原市での演説会。16日 の横浜市での演説会に続いて、志位和夫委員長がメイン弁士。
出番を待つ舞台袖、あらわれた志位さんから「横浜での演説はよかったですよ。自信もってがんばって」と力強い激励。
演説への感想をよせていただくのは、辛口の感想もふくめて、全部、大歓迎。それが次へのエネルギーにもなります。
はたの君枝さん、にこやかに明るく演説。東京選挙区だけでなく、神奈川も必勝を期すのだという熱気に満ちた拍手が響き渡ります。
私も10分間、心をこめてお話をしました。初めてお会いする方もいることだろう、自己紹介をするつもりで話しました。
志位さんの演説。
「どの党が第3極かが言われているが、私たちは第1極をめざす」と高らかに宣言。
自民党政治をおおもとから変える路線をもつ私たちが躍進すれば、政策的に一致する新たな政治勢力もあらわれてくるでしょう。
「日本共産党と力をあわせて何が悪い」と、堂々と主張する勢力が生まれてくる−ー民主連合政府への展望を自分たちできりひらく、なんともやりがいのある選挙です。
大きな拍手に包まれた演説会が終了し、青年たちとの集会に合流しました。
30名ほどの若者たちが、テーブルのお菓子や飲み物に手をのばしながら、自己紹介。
「初めて志位さんの話を聞きました。難しいかと思ったら面白くて、全然眠くもなりませんでした」
演説会そのものも初めて、という若者もいて、関心の高まりを実感します。
親しく話ができるようにと、グループにわかれての懇談。
「給料が安い」「休みがとりにくい」…
給料はほとんどの人が20万円に満たない!驚きました。
なかには従業員が10人以上いるのに、社会保険未加入という男性もいて、「個人請負にされているのでは?」と聞いてみると「よくわからない」。
建築業で親方から独立して会社を興した若者も。「仕事が激減して、従業員を雇えなくなった」
残業代も出ない、でも従業員が数人の会社では、経営者との距離が近いだけに声をあげにくく、法律違反がそのままになっていることもよくわかります。
欧州の国々のように、産業別の労働組合がつくられなかったことが、労働者が声をあげにくい環境をがんじがらめに作っているように思えて、悔しくてなりません。
給料は上げてほしいけれど、会社の経営の苦しさがわかっているだけに声をあげられない。
これも深刻な実態です。
大企業の一人勝ちが、日本の経済の土台をがたがたにしているのです。
目の前の企業を変える、それは大変なエネルギーのいることです。
従業員が数人、そのなかに自分がいたら、「残業代を払ってください。払ってくれないと労働基準監督署に申告します」と言えるだろうか。自問してしまいます。
「給料を払いたくても…」という中小零細企業の経営者の方々をも巻き込んだ運動が、いよいよ大切になってきました。
30名ほどの若者たちが、テーブルのお菓子や飲み物に手をのばしながら、自己紹介。
「初めて志位さんの話を聞きました。難しいかと思ったら面白くて、全然眠くもなりませんでした」
演説会そのものも初めて、という若者もいて、関心の高まりを実感します。
親しく話ができるようにと、グループにわかれての懇談。
「給料が安い」「休みがとりにくい」…
給料はほとんどの人が20万円に満たない!驚きました。
なかには従業員が10人以上いるのに、社会保険未加入という男性もいて、「個人請負にされているのでは?」と聞いてみると「よくわからない」。
建築業で親方から独立して会社を興した若者も。「仕事が激減して、従業員を雇えなくなった」
残業代も出ない、でも従業員が数人の会社では、経営者との距離が近いだけに声をあげにくく、法律違反がそのままになっていることもよくわかります。
欧州の国々のように、産業別の労働組合がつくられなかったことが、労働者が声をあげにくい環境をがんじがらめに作っているように思えて、悔しくてなりません。
給料は上げてほしいけれど、会社の経営の苦しさがわかっているだけに声をあげられない。
これも深刻な実態です。
大企業の一人勝ちが、日本の経済の土台をがたがたにしているのです。
目の前の企業を変える、それは大変なエネルギーのいることです。
従業員が数人、そのなかに自分がいたら、「残業代を払ってください。払ってくれないと労働基準監督署に申告します」と言えるだろうか。自問してしまいます。
「給料を払いたくても…」という中小零細企業の経営者の方々をも巻き込んだ運動が、いよいよ大切になってきました。