コラム
【10.02.26】いよいよ花粉症の季節です
街頭宣伝が少し鼻声に…
各地でのキャラバン宣伝(宣伝カーで移動して連続した街頭演説をすることを、こう呼んでいます)が始まりました。
あいにくの雨のなか、午後1時半、渋谷区初台の商店街で最初の宣伝スタート…と思ったのですが、すぐそばの電気屋さんに人だかりがしています。
バンクーバーオリンピック、女子フィギアスケートの中継が山場を迎えていたのです。
地元の森区議とその場で相談。電気屋さんの方には音が飛ばないように調節しての演説開始になりました。
「真央ちゃん、どうだったかな」と気になっていたのは、私たちも同じでしたが…。
(銀メダル、おめでとう! 金メダルのキムヨナ選手もすばらしい!)
風に吹き飛ばされるように雨がパラパラと時折ふりかかる、宣伝のやりにくい天候でしたが、実は「雨の方がいいかも…」という気持ちもありました。
花粉症なんです。前日も、くしゃみの三連発で「花粉がやってきた!」と実感しました。
この季節、医療費や薬代の負担の重さが財布を直撃します。
長く治療や投薬が必要な方のやるせない思いがよくわかり、この国の政治の貧困さを思わずにいられません。
2箇所目の宣伝、甲州街道の交通量の多い場所、ビル風でしょうか飛ばされそうな風。
こういう場所ではとたんに鼻にきます。
杉の木のすぐそばの山地では、地面に花粉が付着して舞い上がる量が抑えられるのでしょか。都会の交通量の多い、ほこりっぽい場所の方がつらいのです。
案の定、演説を聴いていた人から「鼻声のように聞こえたけれど」と声をかけられてしましました。
医療費負担が重ければ、「命にかかわるわけではないから」と花粉症などの慢性的な病気は治療を続けられない人も少ないのではと思います。
これは医療費だけでなく、予防接種でも思うことです。
私が住んでいる葛飾区では中学生まで医療費無料。
新型インフルエンザが流行する前に、季節性インフルエンザの予防接種をめぐって娘とこんな会話をかわしたことがあるのです。
「注射はいや、やらない。友達も注射しないって」
「でもそれでは病気になって、熱がでてつらいかもしれないよ」
「友達はお母さんに、注射するより、病気で病院にいったほうがお金がかからないから、って言われたんだって」
絶句してしまいました。
医療費の負担、予防接種の負担では、この間の医師会のみなさんとの懇談でも問題としてだされてきました。
「医療費がふえてはいけないかのような政治が続いてきたが、これは間違いだと、国民的に明らかにしなければ」と、強く主張する医師会の役員もいました。
先日はテレビをつけたら偶然、日本医師会のCMが流れ、医療費の負担を軽くすることを求めていました。
自民党の支持基盤だった医師会の方々とのこの間の交流、親交を思い浮かべると、政治を動かす新たな連帯の可能性がみえてきて、心が躍ります。
さあ、この季節、鼻声に負けずに、どんどん日本共産党の姿をみせましょう!
私の街頭演説にこれから出会うみなさん、少々鼻声でも元気ですから、どうぞご心配なく。