日本共産党 田村智子
コラム

【10.01.24】やった!沖縄で基地はいらないの勝利!

名護市に「基地反対」の稲嶺ススム市長誕生

夜11時過ぎ、ニュース速報がテレビの画面に走りました。
やった!と、一人で拍手、そしてガッツポーズ!

普天間基地の移転先とされてきた名護市、「基地はいらない」の一致点での統一候補、稲嶺
ススム氏が市長選挙で勝利。
よかった、やった、沖縄の民の声が響いてくるようです。

昼間、神奈川の基地の町のひとつ、大和市で党と後援会のつどいに参加していました。
ここでも、沖縄の問題を全面的にとりあげた、22日金曜日の赤嶺政賢さんの衆議院予算委員会の質問に感動の声があげられていました。

6歳の女の子が米軍兵士の暴行にあい、米軍のごみ置き場に捨てられていた、由美子ちゃん事件。
米軍機が小学校に墜落し、パイロットは救出され基地内に避難。しかし小学校では17名の命が奪われた事件。

声を震わせて、沖縄の悲しみを怒りを全身全霊で訴えた赤嶺議員の質問は、聞くものすべての胸につきささったでしょう。
神奈川では、やはり墜落事故で奪われた幼い子どもとお母さんのことを思い出した方が何人もいらしたでしょう。

基地容認派の候補者を応援した人のなかにも「基地は本当はないほうがいい」と思う人が多数なのではないでしょうか。
基地と交換条件で、地域経済への支援策があるなら…
なんと悲しい思いでしょうか。「あめ」をちらつかせて、基地を我慢させる、自民党政治の常套手段だったやり方は、もう通用しないのです。

基地はいらない、とくに世界の各地に先制攻撃をしかけてきた海兵隊の基地は絶対にいらない!――沖縄の声にこたえるときです。
日本の政治史の1ページを開きたい。なんとしても!