コラム
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【10.01.10】千葉のみなさんと女性宣伝
手作りタペストリーも登場してはなやかに
今日の活動場所は千葉県。朝から、千葉市、船橋市、流山市と新年のあいさつや街頭宣伝にまわりました。宣伝行動は、女性後援会のみなさんと一緒です。
女性が多く働く介護の職場から参加の方は、ユニホーム(?)の白いエプロン(割烹着?)姿でマイクをにぎりました。
家庭で介護を支えているのも圧倒的に女性でしょう。介護職場の低賃金、保険料は払っているのに必要な介護は家族任せ、これは女性問題でもあるのです。
船橋駅前での宣伝には、手作りのタペストリーも登場。
核兵器ゼロをもとめて、一人ひとりが思いをこめた刺繍やアップリケ。なんてすてきなんでしょう!
さいとう和子さん(千葉選挙区)に続いて私の出番。
元気な女性後援会のみなさんの姿に触発されて、こんな話から演説を始めました。
「みなさんは、NHKの『そのとき歴史がうごいた』という番組をご存知ですか。毎回、歴史上のいわばヒーローをとりあげるのですが、昨年、無名の女性たちが主人公となった番組がありました」
1954年、アメリカの核実験でマグロ漁船「第五福竜丸」が被曝。乗組員が犠牲になり、日本にも放射能に汚染された雨がふり、魚屋からマグロが消えた。
何かしなければ、と女性たちが街角で署名を集め始めた。
「そんなことをして何になる」と言われても、「何ももしなければ何も変わらない」。
署名運動は日に日に広がり、ついに、国民的運動となり、原水爆禁止世界大会が実現。
それから時をへて、核兵器廃絶は世界の世論になっている。まさに歴史は動いているのです。
どんな時代をつくるかが問われているとき、長い目で歴史を振り返ると勇気がわいてきます。
女性だけでなく、国民が政治を動かした、といえる瞬間は、日本の歴史にもたくさんあることがわかります。
今年、みんなと力をあわせて動かしたいこと、宣伝でこのことも話しました。
「保育所を大幅にふやしましょう」
宣伝した船橋市も、千葉市も、昨年12月時点で保育所に申し込んでも入れなかった子どもは800人をこえているといいます。
非常事態です。社会保障の担い手(保険料や税金の払い手)が減少していくことが問題になっているのに、保育所が足りないために、仕事をやめざるをえない女性が増え続けている、なんということでしょう!
千葉市での宣伝では、あわせて「子どもを生み育てられる働き方を」とよびかけました。
残業なしが当たり前、家族そろって晩ご飯が当たり前、残業なくても暮らしていかれる賃金を、足りない人では正社員で雇え!
子育て世代も、若者も、みんなが幸せになる道はあるのです。
かく言う私も子育て世代。そして今日は連休2日目。
実は、家族は仕事の私をのこして泊りがけで出かけました。
寂しいというより、子どもたちが楽しい連休になればとほっとしています。
冬休みが終わったと思ったら3連休、休みが多くて困る、という家庭は結構多いのでは?
候補者にはあてはめにくいけど、働き方の見直しがすすまなければ、せっかくの休日が心の重荷になる働くお父さん、お母さんが増えてしまうでしょう。
話をしながら、わが身に照らして考えてしまいました。
駅前の宣伝では、宣伝終了後、会社のビラ配りをしている人に話しかけることが多いです。
この日も、着物姿の女性に話しかけると、着付け教室の生徒さんでこの教室のチラシを配っていました。
「いい柄ですね。一人でこんなふうに着られうようになるんですか?」「はい、そうです。もっと着物を着ていただけるといいんですけど」
お互いのチラシを交換。
さいとう和子さんは、乗馬クラブの宣伝していた方に話しかけていました。
「いやぁ、なかなか人が集まらなくて」「こういうご時世だと、まず、節約する分野になってしまいますよね」
「経済立て直して、家計あたためる政治にがんばりますので」「がんばってください」
連休も仕事の若者たち、寒さに負けずに、お互いにがんばろう!
そんなエールを交わしている気持ちになって、元気がわいてくるエピローグでした。