日本共産党 田村智子
コラム

【09.12.23】女性キャラバン宣伝スタート

21日(東京)、22日(山梨)、23日(神奈川)にて

 
女性たちよ起ちあがろう!――中央委員会の宣伝カーが「女性キャラバン宣伝」として各地を回り始めました。

私もスタート宣伝となった21日の新宿駅西口からマイクを握りました。
宣伝カーには乗らず、通行するみなさんと視線を同じくしての街頭宣伝。
3歳の女の子を連れたお母さんも「保育所に申し込んでも入れない」、切実な思いをこめてマイクで話してくれました。

1時間におよぶ宣伝の間、「早く帰ろうよ」「お母さんは話さないで」等々の女の子の訴え。
自分の子どもたちが小さかったときのことを思い出します。
一緒に宣伝や集会に来て、同じように言っていたっけ。

それでもみんなと一緒に通行人に「バイバイ」と手を振ったり。
最後までつきあってくれました。
ありがとう。あなたのためにも、みんながんばるからね!


目の前には、「社会鍋」

 
22日の山梨県。甲府駅前からスタートです。
目の前には大きな信玄公の銅像。その前で待ち合わせていたらしい若者たちがにこやかに手を振ってくれます。

タクシーの列、通行人はあまり多くない、この光景に地方の苦しい実情が伝わってきます。
女性後援会の方、山梨選挙区の花田仁(ひとし)さん、そしてこごし智子県議。
すんだ青空のもと、山なみの景色を眺めながら、気持ちよく話ができました。

甲府駅前では、ビラを配っていたスタッフに「けちつけ」をしてきた男性が、
演説が終わる頃に「赤旗しんぶんを読むから」と自分の住所をメモしていました。

私も演説の最後に、
「いまや、農協の役員、森林組合の役員など、かつては自民党の支持基盤だった方々が、次々に私たちの赤旗しんぶんに登場する時代になりました」
「どうしたら今の政治を変えられるか、一緒に考えてみませんか。ぜひ赤旗を読んで、みなさんのご意見をお聞かせ下さい」
よびかけた甲斐がありました。(甲斐といえば山梨の事ですね。駄洒落のようですが…)

 
23日は神奈川県での女性キャラバン。
大和市議の宮応ふみ子さんと一緒にマイクを握りました。

大和市に車で来て、車を降りたとたんに耳にしたのはジェット機の轟音。
米軍厚木基地の地元です。2機の米軍機が並んで上空を飛び、そこから弧を描いて二手に分かれる、アクロバット飛行のようなことを市街地のすぐ上でやっているのです。
米軍基地の問題をふくめて心をこめて訴えました。

街はクリスマスの装い、宣伝を終わって家に電話すると「早く帰ってきてよ」の娘の催促。
夫も仕事のため、兄妹で仲良くしていたかと思いきや、
兄の友だちが家に遊びに来て、居所を失った娘は「どうしたらいいの?」と半べそで電話をかけてきていたのです。
自分も友だちと遊べる事になって喜んでいましたが…。

女性が子育てしながら、ゆとりをもって家庭生活を送りながら、仕事も続ける事ができる、そういう世の中は、みんなが生き易い世の中になるのでは、と思えてなりません。
女性のみなさん、一人でがんばらず、みんなで少しずつがんばって、世の中を変えていきましょうね。