日本共産党 田村智子
コラム

【09.11.12】甲州市での街頭演説

市民の声で政治を動かす川口信子さんとともに

 
「冷え込みます」の天気予報に、冬用のジャケットを取り出しました。
今日の活動場所は山梨県甲州市。市議選のまっただ中です。

甲州市は、塩山市、勝沼町、大和村が合併してこの名前になりました。
甲府市、山梨市、そして甲州市…県都はどこ?というネーミング。市町村合併で、新しい地名に歴史的地名が塗り替えられてしまうのは悲しいし、もったいない!

地名だけにとどまらない問題も、いただいた資料からわかります。
地元の日本共産党が取り組んだ市民アンケートでは、
「役所が遠くなって不便。税金に関することは元の町役場では扱ってもらえない」
「スポーツ施設が統合されてしまった」など合併への不満の声がたくさん寄せられたそうです。

昼食後から、川口信子さんの宣伝カーの後ろから、伴走カーで手を振りながら塩山の町をまわりました。

ベビーカーを押す若いお母さんがにこやかに手をふりかえしてくれました。
子ども医療費無料化を求める運動にとりくみ、「小学六年生までの医療費無料化を実現する会」の事務局長をつとめる川口さん。
市民から寄せられた署名は7000筆。期待と信頼は、知らせれば知らせるだけ広がっていくのです。

ブドウの里、勝沼に隣接する地域、ブドウ畑が町に点在しています。
一本の幹からこんなに広がるのかと、見事なブドウ棚に目を見張りました。
なかには、枯れた幹だけになった畑も。耕作放棄でしょうか。農産物の値崩れ、安い輸入果汁の流通…日本の果物は、世界でも屈指の美味しさだといいます。これこそ国の誇りです。荒れていく農地は国の財産、誇りを傷つけているのと同じではないのか!

農業、地域産業の新興に全力で取り組むと川口さんの力強い演説に「そうだ!」と思わず声援をあげながら、街頭での応援演説に立ちました。

夕方を前に、皆さんとかたい握手を交わして、私は東京へ。
池袋駅での街頭宣伝です。すっかり暗くなった池袋に着くと、山梨の日中より冷たい風。この時間、甲州市は震え上がるような寒気では…

豊島地区の若者たちも宣伝隊に駆けつけてくれて、一足早いイルミネーションのなかをビラと署名を持っての奮闘です。
午後六時、宣伝終了!宣伝隊のみなさんと握手すると、指先が冷え切っていました。
これからこんな日が続きますが、風邪ひかないよう、あったかくして頑張りましょう。