日本共産党 田村智子
コラム

【09.10.26】大奮闘の岡田候補と横浜市で

台風の雨と風のなかあいさつまわり

京浜東北線が自転車並みのスピードで進んでいくのにジリジリしながら、桜木町に到着。
笑顔で迎えてくれたのは、昨日まで参院神奈川補選で大奮闘の岡田政彦さんです。

テレビでほとんど報道されなかったこともあってか、総選挙と比べて投票率が大幅に落ち込んだ選挙(68%台から32%台に)で、
得票率を、総選挙の比例代表での日本共産党票の1・5倍に伸ばしたのは、本当に大奮闘といえるでしょう。

昨日までの疲れを感じさせない岡田さんといっしょに、横浜市内であいさつまわりです。
私たちと様々な運動で共同してきた、団体の方、労働組合の方、建設関係の方々。
選挙結果のビラを手渡して言葉をかわすと、新しい政治への期待、日本共産党への期待が口々に語られました。

神奈川民主商工会では、ちょうど婦人部のみなさんが大会を始めるところで、私も一言来賓あいさつに立ちました。
「紙・文具卸商 山崎屋文具店の娘として育ちました。母親の働く姿をみながら育った一人として、私もみなさんと心一つにがんばります」

自営業者の妻や子どもの賃金を認めない「所得税法第56条」の廃止をもとめ、粘り強い運動を続けてきた民商婦人部のみなさん。
政権がかわって、時代遅れで、他国にも類を見ない制度をいよいよ変えていく好機と、元気いっぱいです。

このあいさつまわりは、移動途中の車のなかも楽しみがいっぱい。
案内をしてくださる神奈川の方が、街のガイドをしてくれるのです。
雨雲に建物の半分近くが隠れているランドマークタワーを見上げ、
赤レンガの横浜港倉庫をはじめ、歴史的な建物をながめ、
自衛隊の軍艦の異様な風景をみつめ…。
時間があれば、そして台風の雨風がなければ、歩いてじっくりまわりたい街です。

昼食も楽しみの一つ。
前回、神奈川を回ったときには元町のすてきなレストランで、カニクリームコロッケをたっぷりいただきました。
今日は、その名も「波止場会館」の食堂。「釜揚げしらす丼」、しらすも大根おろしたっぷり。
おいしくいただきました。

 

活動範囲が広がって、楽しみも広げることができるのが嬉しいところです。
昼食後の車のなかでは、国会中継が始まり、鳩山首相の所信表明演説の「あたま」だけ聞くことができました。

国民の鋭い目を意識して、「期待」と「不安」があることを認め、
弱者切り捨てを政治が行なってきたことにふれざるをえない演説。
それでは「期待」と「不安」にどうこたえるか――そこまで聞くことはできませんでした。

あとで聞いてみたら、具体策にはふみこまなかったとのこと。
ふみこませていかなければなりません!
いよいよ始まる国会論戦!
 29日の志位和夫委員長の代表質問は、私も国会で傍聴します。