日本共産党 田村智子
コラム

【09.10.23】参議院補欠選挙の応援へ!

記者歴17年の岡田政彦さんをおしあげよう

 
神奈川県内に入ると、選挙の掲示板が次々と目に入ります。総選挙に参議院議員が立候補したため補欠選挙の最終版なのです。

朝10時前、市長選挙も同時に行なわれている川崎市から、本日の私の活動はスタートです。
党地区委員会をまわって、あいさつ、激励。
来年の話をするのが申し訳ないようなぴりぴりした、投票日直前の空気が流れています。

市議会与党が現職の市長を応援することをためらい、陣営が複雑に割れたり、揺れ動いたり。
総選挙をうけて、自治体の選挙もこれまでになかったような激動となっています。
そのなかで、前回も一騎打ちで得票率38%をこえた、革新候補、岡本一さんが今回も大奮闘しているのです。

地区をまわっていく途中、偶然、地区事務所をかりてトイレ休憩していた岡本さんの選挙カーと出会いました。
岡本さんをはじめ、スタッフのみなさんと熱く握手をかわし拍手で送り出しました。

川崎市から横浜市、そして平塚市へと神奈川県を南下。
ある地区では、私たちの車(乗用車ですが)を玄関でみんなで迎えていただき、小さな花束まで! サプライズ!でした。

平塚駅では、参院補選の候補者、岡田政彦さんと合流。
平和の思いで一致する宗教者の方々が次々とマイクをにぎって応援していただく街頭演説で、私もマイクを握らせてもらいました。

天理教、真宗大谷派、日本キリスト教団と、宗教を違いをこえて「戦争はぜったいにゆるすわけにいかない」「生命の尊重」を共同の力にして、エールが送られる――胸が熱くなりました。

私も久しぶりの街頭演説。しかも、いきなりの選挙本番の演説です。
緊張しながらマイクを握りました。
新しい政治の流れを後戻りはもちろん、足ぶみもさせない、前へ前へとすすめるために日本共産党との共同を!

新政権の方向がまだ未知数という時点での選挙には、これまでにない難しさもあります。
けれど、国民の声、国民の選択で、かつてないほどに政治が動き始めているとき、
これまで草の根で「くらしを守る」「平和を願う」運動にとりくんできた私たちには、その運動と世論をさらに広げることが、政治の変化を確かなものにする力だという確信があります。

岡田政彦さんは、神奈川県で17年間「赤旗しんぶん」の記者として活動してきた経験があります。
その記事は出来事を報道するだけではありません。
草の根の運動を励まし、広げる役割をになってきたのです。
旧知の仲のような気持ちがして、心をこめて応援の弁を述べました。

駅前につづいて、県営団地へ。
岡田さんの話にだんだんひきこまれるように、窓に近寄り、窓をあけ聞き入る高齢者の方の姿が複数みられました。
変わり始めて政治への関心、どこまで変わるのかという不安や疑念、ますます深刻になるくらしの実態…そんな思いを垣間見るようでした。

緊張しての演説で、私も街頭での再デビューをはたしました。
帰路はちょっと遠かったけれど、充実した気持ちで電車に揺られていました。