コラム
【09.08.03】「審判と選択」をどう訴えるか
駅頭宣伝でただいま思考&試行しています
葛飾区内の青戸駅、夕方の宣伝に参加しました。
総選挙の予定候補者である新井杉生(あらいすぎお)さんが、ハンドマイクで話している間は、ビラ配りに挑戦。
「お疲れ様です」「こんにちは(こんばんは、かなと思いつつ、まだ明るいので)」「総選挙間近です」「日本共産党です」…
どんなふうに声をかけると、ビラを読んでみようと思えるか、次々に試してみました。
受け取りは悪くはないけれど、「自分には関係ない」という表情の方は多い。
「総選挙での政策をぜひお読み下さい」、これで少し手が出る回数が増えたような。
思い切って踏み込んで「政権変えるために日本共産党もがんばります!」、これはもっと反応がよい。
「政権交代」がキーワードになっていることは間違いないのです。
そこから日本共産党がはじかれるわけにはいかない。
ここに総選挙での訴えのやりがいも、難しさもあります。
自民・公明政権はもう終わりにしたい。そうなんです。
この政権にピリオドを打つために、全力でがんばるのが日本共産党なんだ!
「自民・公明政権を終わりにする、この政権への審判をくだす選挙」
その核心はなにか、これが大切なところ。
社会保障を「自己責任」の制度に変貌させ、保険料が払えない人ははじき出す。
労働者を「雇う」のではなく「調達」できるようにして、企業の利益をふくらます。
庶民には容赦のない増税、大株主、高額所得者、そして大企業には減税。
日本の社会を不安におとしいれたのは、自民・公明の政治だと、考えるほどに怒りがわいてきます。
では、新しい政治の可能性、希望をどう語るか。
新しい政権のもとで、何を実現していくのか、どんな日本をつくるのか。
マイクを握っても、思考&試行が続きました。
「少し話しかけてみよう」とベンチに座ってる方に声もかけてみました。
一人は「共産党を応援している」とのこと。
「都議選でもいれたんだよ」「ありがとうございます。私が田村智子です」「あ、本当だ」
こういう方も「負けて何やってんだ」という雰囲気ではありません。
「共産党が伸びてくれないと、本当にくらしが大変になってしまう」と一層切実な思いをつよめていることがわかります。
80歳になるという男性、「いろんな政党に入れてきたけど、信用できない。もうだめだよ」
「そうですか? 政権交代しても変わらないですか」「変わらないね。細川内閣だってそうだったじゃないか」
「さっきも、どっかの宣伝カーが消費税をなくすって、そんなのできるはずない」
「幸福実現党ですね。たしかにあの政策は無責任ですよね」
「みんな選挙のときはいいこというけど、できるはずない。消費税をこれ以上あげないっていうならわかる」
「これ以上あげない、っていうのは、すごく大切ですよね。私たち、その立場でがんばっています」
なかなか政治不信はぬぐえませんでしたが、その後もしばらく、犬といっしょにくつろいでいて、宣伝が終わる頃には「がんばってよ」と声をかけていただきました。
思考と試行はつづきますが、これが政治を変える力にもなっていくでしょう。