日本共産党 田村智子
コラム

【09.06.12】志位委員長を迎えての演説会

よかった! 会場の席はいっぱいだ!

葛飾シンフォニーヒルズ大ホール、コンサート会場での演説会です。
バブルの時代につくったこの建物、大ホールは席と席の間がゆったりとしていて音楽を聴くのには最高のつくり。
これが演説会の会場となると、なかなかにやっかいです。

いっぱい座っていても隣との空間があるため、本当に席がいっぱいにならないと「すかすか」観が出てしまうのです。
みなさん、一生懸命にお誘いをして、区内にお迎えバスも走らせての演説会となりました。

街頭での演説とは気持ちを変えて、私も、自分の思いを丁寧にじっくり話をしました。
こんなふうに…。

私が葛飾に住んで、この6月でちょうど16年がたちます。
商店街を子どもといっしょに買い物して、お店の方とおしゃべりを楽しみ、
町工場をのぞいて、ものづくりで働く人の姿にふれて、
川辺の土手で子どもと思い切り遊んで、「葛飾っていい町じゃない」と何度も実感してきました。

立候補表明から今日まで、さらに隈なく町をまわって、その思いは何十倍にもなりました。
今日も、冷蔵庫の部品の金具や、しょうさしのさし口、おもちゃの部品をつくってきた、町工場を訪ねました。
毎日目にする日用品のなかに、小さな葛飾がたくさんあるんだと、ものづくりの町、葛飾を本当に誇りに思いました。

八百屋さんを訪ねると、店先に手製のベンチがおいてありました。
お客さんが買い物のついでに、買い物をしなくても、お茶のみ話もたのしんでいくのだそうです。
あたたかい町を、言葉と心が通い合う町をつくってきた商店街がますます好きになりました。

同時に、「仕事がぱったりなくなった」「昔は人ごみで歩けないほどの商店街だったのよ」という声も何度となく耳にして、その言葉が胸につきささっています。
私がほれこんだ葛飾のあったかさ、葛飾の町を壊されてたまるか、今、この決意に燃えています。

消費税5%へのひきあげから始まった長い長い不況、そして昨年の経済危機、
どれだけの町工場が、商店街が、そして都民、区民のくらしが追い詰められてきたことでしょう。
この町の声が政治に届いていたら、「消費税12%」など口にすることはもちろん、考えることだってできるはずはない!
みなさん、「もうくらしを追い詰めるな」「中小業者をつぶすな」と、声をあげていきましょう。
私は、消費税増税を許さない大波を東京におこしていきます。
町工場や商店街が東京の宝だと東京都にみとめさせ、知恵と力をつくして、地域の経済の活性化にねばりづよくとりくむ決意です。
(ここまで演説の冒頭部分です)

あたたかい拍手、威勢のよい声援をたくさんいただきました。
嬉しい限りです。

志位和夫委員長のお話も、未来への希望に燃えるものでした。
経済界との率直な意見交換、アメリカ大統領との核兵器廃絶めぐる書簡での意見交換、
共産党員など見たことないという山間の集落での懇談会…

日本と世界がどうなるのか、深い関心が広がり、共産党のいうことも聞いてみようという思いが広がっていることを実感します。

2時間近い演説会、「楽しかった」という感想がよせられているとか。
政治を語ることは、本当は希望を語ること、自分の信念を語ること、楽しいんです!

サプライズのように大きな花束もいただいて、2階席を見上げると、私の子どもたちも大きく手をふっていて(志位さんの話を一生懸命聞いていたようです)、
本当にみなさんに励まされました。

私の出身地、長野県からは、お米やたまねぎ、ヨーグルト、レタスをしょっての参加。
感激でいっぱいです。
みなさんの激励を、1ヶ月後の万歳につなげなければ!!

本当にありがとうございます。
そして、これからいよいよ、一緒にがんばりましょう!