日本共産党 田村智子
コラム

【09.05.20】有明コロシアムに1万人超

都議予定候補としてのスタート

 
総選挙・都議選挙前の大演説会。
開会は7時ですが、5時過ぎにはもう遠方からのバスが到着していました。

もよりの駅から点々と案内に立つ要員の方に「ご苦労様です」と声をかけながら、
会場へと足をはやめました。
今朝の「赤旗」で、私が都議予定候補となったことが報道。
少し複雑な笑顔で「がんばってくださいね」と声をかけてくださる要員の方も。

総選挙と都議選挙、予定候補者が集合する会場の北口。
壮観な眺めです。
「驚きました」「なんといっていいのか…」「がんばりましょうね」
みなさんから次々に激励の握手。

開会と同時に、私たちの紹介です。
「赤旗」で報道されたとはいえ、落ち着いて読んでいなければ記事に気がつかないし、
日曜版だけ購読の方は、記事を読んでいないし、
私が紹介されたら、どんな反応があるのか、とても不安でした。
笑顔で手を振って登場、なんてできないかも…。

一列並んだ私の前は、足立区の大島芳江さん。そして私。
「葛飾区は、今日の赤旗で報道されている通り、候補者が交代します。
葛飾区、田村智子さん」
大きな大きな拍手をいただきました。
これまでで一番深々と、長く、おじぎをしていたかもしれません。

舞台をおりて前列の席で、演説に聞き入りました。
舞台の後ろにも客席があって、ちょうど私の視野に「田村智子」ののぼり旗が一本。
こんな急転直下の出馬にも関わらず、地域の方が、私の目に入るようにと旗をもってきてくださったのでしょう。

志位和夫委員長の話は、スケール大きく、日本の前途をみすえたものでした。
医療でも、障害者福祉でも、先進国といわれる国のなかで、日本の制度がどれだけ遅れた異常なものかが、次々に明らかにされていく。

貧困を放置し、貧困に苦しむ人を「自己責任」と切り捨てる、
ただひたすらに大企業の利益を応援し、ゼネコンと一緒になって大型自動車道路の建設に熱中する。
この政治が続いていいはずがないし、この政治に未来はない!

核兵器廃絶をめぐっての劇的な情勢の変化も胸が躍ります。
志位委員長が、アメリカ大使館を通じてオバマ大統領に手紙をたくすと、
歴史上初めて、アメリカ大統領からの返書が日本共産党に届いたのです。

核兵器廃絶をめざすと、公言したオバマ大統領。
日本共産党が、核兵器廃絶をテーマに国際会議を開くこと、などを提起すると、
示唆に飛んだ提起を感謝するとの返書。時代が音をたてて大きく動いている感があります。

「日本政府が、この会議のよびかけをすべき」
志位さんの提案に、大きな大きな拍手を送りました。そうだ!!

歴史は動くのだ、人民の運動が動かすんだ、それを実感できるかどうか、
今年の選挙での奮闘が、こんなに大きな意味をもっているのを誇りに思います。

最後の登壇。
私を真ん中の方にと、みんなが押してくれることに感謝しながら、会場に思い切り手をふりました。
ここから私の新たな一歩が始まったのです。