日本共産党 田村智子
コラム

【09.04.07】4年生の「一人でできるもん」

新学期スタート早々の出来事

6日から始まった新学期。
初日と今日は、給食なしの時間割です。

先に帰宅する娘に、「お昼は、たんたん(兄のこと)が帰ってくるまで待ってな」と私。
春休み中も、「自分で作るからいいよ」という息子に昼食を任せてきました。
「さすが中学生」と心からほめつつ、「手抜きがすぎるかな」という思いもチラリ。

ところが昼過ぎ、仕事の区切りがついて携帯をみると留守電が。
「もしもし、たんたんが自分の分だけ食べて、遊びに行っちゃたんだけど」と娘の声。
あわてて自宅に電話入れようとしたとたん、二度目の娘からの電話がかかってきました。

「何にも作ってくれなかったの?」
「うん、どうすればいい?」
「何か買って食べる? お金はある?」
「納豆ごはん食べていい?」

本日、私は昨日の残り物の弁当を持ってきていました。
猛烈な反省。晩御飯にまわしてもいいからと、何か作ってから出かけるべきだった…。
それにしても、妹を放っておくとは、息子らしからぬ行動です。
春休み中、「まずいとか、味がないとか、文句ばっかり言う」とぼやいていたので、兄の実力行使の反撃か?
よく話を聞けばよかったと、またも猛省。

午後の会議に向かう途中で、ポケットの携帯が震えました。
「はいはい、なあに?」
「あのね、何作ったと思う?」娘の弾んだ声です。
「自分で何か作ったの?」
「チーズオムレツ。とろけるチーズを中にいれて卵焼きにした」
「すっご〜い! そんなことできたの」
「うん、これから食べるから、じゃあね」

救われました。
火を使うのは危ないこともあるかもしれませんが、なんという生活力。
我が子ながら感心しました。

4年生になって気持ちも少し大人の気分なのかもしれません。
私といっしょに「オムレツ」らしきものを作ることは、これまでもありましたが、たった一人で作ったのは初めてのこと。
どんな味だったかな。
私も猛省の味も忘れないようにしなければ。