日本共産党 田村智子
コラム

【09.03.22】小金井市で街頭宣伝

リース庁舎にゴミ問題、あまりに無責任な市政

午前中、東小金井駅の北口、南口と続けての街頭宣伝。
マイクにも強風の音が入るほどの「春の嵐」の中、「市政を変えよう」と、党後援会のみなさんが集まっていました。

くらしが大変なときに、市が予算を市民のくらしのために使うかどうか。
日本共産党の市議団は、4年間で28本も条例提案を繰り返して、
介護保険料や国民健康保険料の負担を軽くする、
子ども医療費の無料化をすすめる、私立幼稚園の保護者補助金の増額など求めてきました。

ねばり強い提案は、市民のみなさんの運動や世論と結びついて、実現に向かったものもいくつもあります。
市民といっしょに政治を動かせる、市議のみなさんの話にはその確信にみちていました。

小金井市にはこれまで何度か足を運びました。
駅前再開発問題で周辺の商店を市議のみなさんと一緒に訪ねたのは、3年前になるでしょうか。

そのとき、小金井市は市役所建設が遅々としてすすまず、リース庁舎になっている。
リース代は一日100万円近い、15年にわたって建物の持ち主の業者に支払っていると聞いたときには、「え〜!」と大きな声を出してしまいました。

新庁舎建設予定地はあるのに、今度はその土地をわざわざ半値以下で売りさばき、駅前再開発とセットで割高で手狭に予定変更するといいます。
これには「え〜! なんで?!」と市民からも声が上がり、
庁舎建設のあり方について住民投票を行なうべきと、署名が1万筆以上集まったといいます。

住民投票の直接請求は、市議会で1票差で否決。
今の市長を支える自民・公明の市議が反対しただけでなく、民主党も反対票、退席と事実上否決に手を貸したためです。

話を聞きながら、東京都に対する怒りと同じものを感じました。
「くらしが大変なときに、オリンピック招致に湯水のようにお金をつかっている場合じゃない」
「くらしが大変なときに、割高庁舎建設なんかやってる場合じゃない!!」

リースだけではありません。
ゴミの焼却施設をめぐっても驚くような無責任ぶり。
長くなるので説明は省きますが、周辺市と共同で焼却施設を建設しなければならないのに、関連市との協議をまともに行なわず、4月からのゴミ焼却が暗礁にのりあげているというのです。

街にゴミがあふれる、実感がわかないような気もしますが、
収集しても焼却できなければ、どうなるのか、収集そのものがなくなったらどうなるのか、
考えると恐怖心がわいてきます。
なんでこんな無責任が横行したのか、市長と市長にただただ従ってきたみなさんに迫るときではないでしょうか。