日本共産党 田村智子
コラム

【09.02.11】「ふきのとう」に春を感じます

葛飾区内の「新春のつどい」にて

 
旧暦でいえばまさに「新春」。
今月も各地の党後援会の「新春のつどい」が続きます。

昨日は都内の法律事務所の関係者のみなさん、本日は葛飾の渡辺良枝区議の地域。
どちらも30分ほどのミニ「講演」をつとめました。

「100年に一度といわれる経済危機」、どうしてこんな事態になっているのか。
これは理屈になりがちな話で苦手なのですが、
「派遣切り」の現実、切羽詰ったくらしの実態だけでは話を終わるわけにはいきません。
年代を超えて、立場を超えて、「なぜこんなことが」と考えざるを得ないのですから。

「経済の専門家ではないので、私も『赤旗』初め、新聞などで学んでいる範囲ですが」と前置き。
私の問題意識は、「ものづくり」や「労働」や実際の「消費」から遊離した経済活動は破綻せざるをえない、ということ。

「錬金術」のような「儲け」追求、そこまで今日の資本主義はゆがんでいるように思えてなりません。

話した内容はずっと身近な話題が中心ですが、
資本主義とは何か、この先にどういう道をすすむのか、学習して考えることの大切さを、今ほど実感するときはありません。

「新春のつどい」は、日本舞踊あり、ピアノ演奏&歌あり(葛飾区の都議予定候補、和泉なおみさんの歌唱力に驚きました!)と文化の香りもいっぱいの華やかさ。
今期で引退の渡辺区議が、万感をこめてのあいさつ。
新人だけれど、区民運動ではベテランの仙波みのるさんのスーツ姿も初々しい。

「講演」のあと、みなさんとしばらく歓談のひと時も過ごせました。
そのうえ、お土産に「ふきのとう」と「ポピー」までいただいて感激!

「ふき味噌」の苦さが苦手な私。でも天ぷらにしたら、ほろ苦さが後をひくおいしさ。
「身体がきれいになるんだよ」と子どもにすすめましたが、箸を出したのは息子だけでした。
ポピーも半日でつぼみが開き始め、しばらくすばらしい花を楽しめそうです。

季節は急ぎ足で春。
春一番のような大風が政治にもふきわたりそうな予感です。