日本共産党 田村智子
コラム

【08.08.24】夏休みの最後の一日

明日から2学期から始まります

子どもの夏休みも今日で終わりです。
我が葛飾区は全都・全国に先がけて、「夏休み短縮・授業時間確保」を実践。
毎年、お盆明けからが落ち着かない夏休みになってしまいました。

「7月中に宿題を終わらせる」はずの我が家は、やはり最後の一日は、宿題総仕上げに追われることになりました。
といっても、実は、夫は徳島出張、私も月末の日曜日は休めません。
子ども2人に「がんばって」と手をふって仕事に向かいました。

毎年、せめて1週間前には宿題も準備もそろえて、ゆとりの2学期スタートを思いつつ、
これが実践できません。

でも、そのことを「叱る」「批判する」なんて、とてもできません。
この母にして…ですから。
学習会準備や原稿準備が、ギリギリにならないとすすまない、そんな仕事の仕方をいまだにしていますから。

宿題の山は「自由研究」。
テーマが決まるのに時間がかかるのは毎年のこと。
やり始めてみて、「うまくいかないから変更」も、よくあること。

スタートでもたつくのは、息子も娘も「これをやってみたい!」という強烈なエネルギーがわいてこないことが一番の原因では、と思っています。

息子「理科の自由研究は、科学者のことをまとめるか、自由テーマかどちらか」
私「これはなぜだろう?とか、調べてみたいと思うこととかないの?」
息子「・・・・・・・」

探究心は学問の出発点だぞ!と、つい、声を大きくしてしまい、ますます息子を萎縮させた瞬間もありました。

娘「去年も絵を描いたから、今年も描いたら、みんなに同じだって言われちゃうよ」
私「誰がどんな自由研究だったかなんて、関係ないでしょ?」
娘「でも・・・」

なんで人の目をそこまできにするの?
あなたは友達が2年続けて同じことをしたら、馬鹿にするの?

それぞれにこんなやりとりをした挙句、
息子は「バター作りの実験」をテーマにし、娘は小諸のひまわりの絵を描きました。

テーマが決まった後も、少し手を出し、口を出しました。
大人のアドバイスは、「研究」を進めるためにはやっぱり必要だなというのが実感。
大人の側も、あらためて勉強になることは多々ありました。

さて、これからドリルのマル付けをして、持ち物をチェックして、
明日、時間通りに送り出すことができるかどうか。
私も夏休みの総仕上げです。