コラム
【08.06.23】やった! 狛江市長選挙の嬉しい結果
市民が主人公の実践を広げよう
昨日が投票日だった狛江市の市長選挙、市議補欠選挙。
私も、先週3日間、狛江市内をまわって街頭演説に参加していました。
日本共産党員市長の現職、矢野裕さんが勝利。
自民・公明におされた候補者、民主党に推された候補者を圧倒しました。
補選もよくがんばったといえる結果だったと思います。
12年前に前市長が残していった莫大な財政赤字。
「構造改革」路線での地方交付税や国庫補助金の大幅削減。
そして議会の中では日本共産党だけが与党の、少数与党。
この困難ななかで、暮らし応援を貫くのは、生半可な苦労ではなかったでしょう。
昨年の市議選前には、狛江市内の屋内演説会に参加したことがありますが、
弁士として演壇に立った矢野市長は、市民の負担が増えてしまう一部の施策について、
こみあげる涙をおさえながら話をしていたことが胸に焼き付いています。
意に反しての負担増、その悔しさがどれほどのものか。
財政が苦しいもとでも、市民要求にこたえようという姿勢は確固としたもの。
だから、市民のみなさんも「一緒に市政をつくろう」と、少数与党の矢野市政を支えてきたのでしょう。
市民の支えあっての12年間だと、街頭演説でも強調しました。
他候補のビラ、演説も、直接目にしました。
民主党の法定ビラ(選挙期間中に配布できる公的なビラ)は、なんと小沢代表の顔写真。
ビラ発行の団体名(市長候補を推薦する「会」をつくっていたはず)よりも、民主党のロゴの方が大きい。
内容も、後期高齢者医療制度、ガソリン税をあげて、「意見を民主党へ」というもの。
一体、市長選挙をなんだと思っているのかと、あまりのやり方にあきれました。
自民・公明陣営は、保育料の負担軽減ができていない(三多摩のなかでは中間程度)ことを批判しつつ、公約では保育料については触れず、「公立保育所の民営化」を掲げていました。
何のための批判なのかは、明らかでしょう。
私たちの陣営が出したビラは、市民の要求であふれていました。
そしてビラや街頭演説に登場する市民が、どんどん広がっているようでした。
選挙戦も市民参加。
この流れは市議補選も同じ。
金曜日には、飛び入りで応援の手記を持って宣伝カーを待っていてくれた女性もいました。
投票率が50%に届いていないなど、課題もあるでしょう。
日中は、市内がほんとうに静かで、働きに出かけている市民が、どこまで選挙に目をむけていたか、これは東京全体にもいえることです。
それでも、市民が政治をつくる、選挙も市民が参加する、という狛江のとりくみを、
東京全体に広げていきたいと、あらためて思います。
なにはともあれ、まずは、狛江のみなさん、激戦の選挙戦、本当にお疲れ様でした。
応援してくださったみなさん、ありがとうございました。