日本共産党 田村智子
コラム

【08.05.13】トマト・ブロッコリー、そしてキウイのジャム

三鷹市で都市農業の未来を考えました

 
三鷹市役所のすぐ隣、JA東京むさしを訪ねました。
農業・食糧問題についての懇談で、農協を訪ねるのはこれが2度目。
お昼をはさんで、市の農業委員会の担当者とも懇談。

一緒に懇談に参加した党三鷹市議団のみなさんから、移動時間や昼休みに、三鷹市の農業の紹介もしてもらいました。
「東京のカリフラワーやブロッコリーの大半は、三鷹が産地」
「市場価格もここのブロッコリーがいくらか、で決まる」
緑豊かな町だとは思っていましたが、そこまでとは知りませんでした。

懇談は、どちらもとても内容の濃いものになりました。
耕地面積の減少、農家戸数の減少は、他の地域と同じです。
どうやって農地を守るか、どうやって地元の青果を地元に普及するか、
新しい挑戦も紹介されて、学べることもいっぱいでした。

苗の植え付けや収穫、短期間に人手がたくさん必要なとき、農業ボランティアのみなさんが活躍されていること。
農業をやってみたい、でも、一人ですべての作業は難しい、そんな方がボランティアとして農作業に関われるのだそうです。

東京の場合、消費者は圧倒的に集中しています。
東京の農業の位置づけがしっかりされていれば、農業を生業とすることもできるはず。
重要なのは、都市農業の意義、役割を明確にして、
消費者のみなさんにも納得してもらうこと、なのだと思います。

日本農業全体とともに、都市農業についても発展の方向を見出すことはできる!
そんな手ごたえを感じる懇談でした。

話を聞くだけでは、ということで、地元の農産物を販売する緑化センターにも行きました。
入ってすぐに目に付いたのは、花木の苗。
じつは、連休中に「開墾」した実家の庭にアジサイを植えたくて、母の日が終わったら鉢植えが安くなるだろうと、狙っていたのです。

挿し木から咲かせたと思われる小さな苗、なんと200円!
三鷹から持って帰るのはどうしようかと悩むこともなく、買い求めました。
もちろん、ブロッコリーも。

「キウイを買いたい」とJAの方に話したら「時期が違います」と言われてしまいました。
11月頃が収穫期なのだそうです。
三鷹でキウイを作っていることも知らなかった私。本当に勉強になります。

地元の麦でつくったパンケーキの粉など、買いたい物は色々ありましたが、
キウイのジャム、トマトを加えて、あとは我慢。

東京の農業の豊かさを今日は、自宅でも味わえるといいな。



緑化センターで購入した品物と一緒に記念撮影。
私の隣は、東京22区予定候補の吉岡正史くん、向かいは東京比例ブロックの徳留みちのぶさん。
懇談内容だけでなく、買い物内容にも満足の表情が伝わるでしょうか。