日本共産党 田村智子
コラム

【08.05.10】思いがけない再会がありました

北区内の「集まり」にて

 
「新緑のつどい」という素敵なネーミングの集まりが、北区のさがらとしこ区議が活動する地域で開かれました。

琴と篠笛の演奏で幕開けとは、なんとも風流。
あれ、笛を演奏しているのは…と目を凝らして驚きました。
さがら区議とコンビのようにして事務所をきりもりしているAさん。宣伝カーでは、アナウンサーとしても大活躍の彼女が、こんな見事な演奏をするとは!

そねはじめ都議が、暴走を続ける石原都政との対決を熱く語り、私も気持ちが熱くなっていくのですが、会場の体育館はしんしんと冷え込んで・・・。
これはトイレに行っておいた方がいいかも、とちょっと席を立ちました。

会場の後ろに向かって歩き出すと「お久しぶりです」と声をかけられました。
女の子を連れたお母さん、『どこでお会いしたかな・・・』と一瞬考え、
子どもの笑顔をみてはっと気がつきました!

2005年秋、娘が入院した病院で同室になったYさん親子!
年賀状のやりとりはあったのですが、あの時以来の再会です。
2人部屋で、一緒に絵本をみたり、手遊びしたりしましたっけ。
「Nちゃんも一緒に来てくれたんだ」、思わず笑顔がこぼれます。

あれは、郵政解散の総選挙直後のこと。
半年前から予定していた入院・手術を、突然の解散で変更せざるをえなくなり、投票日の翌日に入院することになったのです。
当時、私は東京ブロックと東京13区の重複立候補をしていたので、嵐が過ぎ去って突然静かな病院生活に入ったようなものでした。

そんな経過を同室のYさんに話したら「父は赤旗を読んでますよ」との思わぬ話に。
「父はあそこで写真撮っています」と指差す先には、集まりの主催者として活躍する姿が。
こんな縁で、演説まで聞いてもらえるとは、嬉しい限りです。

壇上にもどって、25歳の新人・池内さおりさん(東京12区の予定候補者)の話に聞き入りました。
学校の体育館というのは、聞いてくださる方と距離ができてしまって、
話をする側にとってはほんとはやりにくいものです。
校長先生はこんな上から話すのが当たり前なんだな、となんだか複雑な気持ちもします。
池内さんの緊張が、私にも伝わってきました。

憲法を自分の言葉で語る池内さん、私は後期高齢者医療制度のことを中心にお話しました。
話すほどに怒りがこみあげるこの問題。
政治の根幹をゆさぶるほどの重大事です。

会場の後ろでは、まだ小学校に入る前のNちゃんもお母さんと一緒にこちらをみてくれていました。
なんだかちょっと恥ずかしい・・・。

出会いの面白さ、大切さ、人のつながりの網の目も感じる「新緑のつどい」でした。