コラム
【08.03.25】6年間の成長に感慨色々
小学校の卒業式にて
桜の開花を見上げながら、息子の卒業式へ。
そういえば、入学式は八重桜が満開でしたっけ。
大阪から義父も駆けつけてくれたので、子ども1人に保護者3人。
少子化時代の卒業式ですね。
学校についたとたん、保健室の先生、校長先生に相次いで声をかけられました。
「頬のけが、すみませんでした。傷が治ってよかったですね」
「ご心配いただいて、こちらこそ、すみませんでした」(私)
6日前、6年生が卒業記念の大掃除にとりくんだそうです。
机の上にのって壁を消しゴムできれいにしていた息子、
集中しすぎたのか、机のないところに足がすすみ、頬を壁にこすりながらずり落ちてしまったそうです。
すぐに保健室で手当てしていただき、傷はすっかりきれいになりましたが、青あざは少し残った状態。
我が家では、「式のまでには治るでしょう」「あざがあっても、一生懸命掃除をした証だよ」と、あまりに気にしていなかったのですが、
先生方は「卒業式なのに」と、気にかけてくださったのです。
式が始まる前から、気持ちがほんわかしてきました。
式の開会、卒業生が一人ひとり(2メートルくらいの間をあけて)入場。
じっくり顔がみられるので、成長ぶりも伝わります。
卒業証書授与では、舞台のはしで「決意」を発表してから校長先生の前へ。
クラブ活動、新しい学科、自分の夢など、元気な声が体育館に響きました。
保育園の卒園式では、涙が流れて仕方がなかったのですが、今回は熱いものがこみあげましたが、それよりも「楽しい式」でした。
6年間をふりかえるよりも、中学への希望という未来志向だったからでしょうか。
自分のときはどうだったかな、先生と別れるとき結構泣いた気がするな、と思い起こしていました。
長野県の小学校は、クラス替えがなかったので、6年間同じクラス。
担任の先生も2年〜6年まで同じ。
だから別れがつらかったように思えます。
それでも、式終了後、子どもたちはなかなか学校を去ろうとしませんでした。
あっちで記念撮影、こっちで握手。
笑いながら、ふざけながら、明るく別れの準備をしているようにみえました。
これからどんな中学校生活が始まるか。
友達と別れがつらくなるような、心の関わりがどれだけつくれるか。
私も未来志向で見守っていこうと思います。