日本共産党 田村智子
コラム

【08.03.06】6年間の思い出があふれた「感謝のつどい」

息子の小学校卒業はもうすぐ

6年生の保護者が主催する「感謝のつどい」。
卒業式前の最後の行事です。

午前中、体育館での会場設営。子どもたちも手伝ってくれました。
飾りつけ、机や椅子の移動、みんな楽しそうにてきぱきと動く姿は、見ていて気持ちがいいほど。

子どもたちが担当する仕事を手伝うと「ありがとうございます」。
1、2年生の頃は「読み聞かせ」や授業参観でクラスを訪ねると、べたべたまとわりついていたのに・・・。
準備の段階で胸がつまってきます。

いったん自宅に戻り、昼食・着替え、またすぐ体育館へ。
保護者の歌の練習を経ていよいよ本番。
実は私、司会を依頼していただいて、主催者の一人の気分でした。

かつての担任の先生も他校から参加してくださいました。
1年生の頃の思い出を話してくださる姿に、「6年たっても覚えていてくれるんだな」と感激し、6年間の思い出がいくつも湧き出てきて、涙がこみあげそうになりました。

子どもたちの劇、6年間の思い出をたどっていて、
1年生役なのに声変わりしている男の子、
3年生のときの学芸会の再現、
ショートコントのような、臨海学校の出来事、
何度も笑いがおこりました。

6年生が音楽会で演奏した「剣の舞」の再演は圧巻でした。
先生方も、昨年この子達が演奏した「明日がある」の合奏を披露。
保護者の歌は、この子達が2年生の運動会でダンスをした「世界に一つだけの花」。

子どもと親と教職員のみなさん(通学路の誘導をしてくださった地域の方も)、
こんなに一体感を実感したことがあったかしら・・・。
子どもの成長を喜び合い、確かめ合い、学校生活の思い出をかみしめる。
中学受験や学力テストやその他いろいろな子どもを分断するもののかけらもない。

「あなたたちの成長を信じている人がいることを忘れないでください」
1・2年のときの息子の担任の先生の言葉。
学校教育をめぐっては「どうしたら・・・」と思うことが山ほどでしたが、
今日は、学校に秘められた力を実感できました。
子どもたちを学校の力を信じて、私も次の一歩を歩もうと思います。