日本共産党 田村智子
コラム

【08.02.13】貧困なくせ集会、そして大演説会

寒さに負けずにがんばりました

 
大忙しの一日でした。
昼間は、「貧困なくせ」をスローガンとする労働組合・市民団体の行動に終日参加。
(写真は私が携帯で撮影した参加者のみなさんです)

国会要請行動、集会、パレード、省庁や経団連へのアピール行動などなど。
北風がビュービュー^吹きつけるもとで、時に身を縮めながら、それでも元気に行動しました。

午前中の行動は、新日本婦人の会の一員として国会へ。
子育て支援の要請とともに、各地の運動や情勢の交流がありました。
嬉しい変化は、妊婦検診の無料化がすすんでいること。
東京23区では14回の医療券発行へ、劇的に動いています。

参議院選挙の公約として1年以上にわたって、妊産婦検診の無料をとよびかけてきただけに、公約実現にまた一歩近づいているという思い。
でも自治体任せの国を動かさなければ、地域格差はますます広がるでしょう。

驚いたのは、子ども医療費無料化の後退が地域によって始まったこと。
千葉、神奈川などで「一部負担金導入」の名目で、無料化が崩されようとしています。
年末年始、小学校2年生の娘の入院・手術で、医療費無料化の大切さを実感したばかりですから、ここでも国を動かさなければと思いがつよまります。

もう一つ驚いたのは、とうとう「学校給食申込書」が公立学校で配られたという報告。
千葉県市川市で、給食費未納の増加を理由に、申込書の提出がなければ弁当を、というわけです。

給食費未納の家庭では、子どもが学校給食を食べられなくても当然、ということでしょうか。
ことは、子どもに関わることです。
親の問題がいろいろあったとしても、子どもに直接影響を与える強硬手段をとっていいのかが問われるべきです。

給食費、医療費、公的保険料など未納が問題になるたびに思います。
時間や手間がかかっても、一人ひとりの相談にのらない限り解決しないのではないのか。
相談にのり、問題があれば前向きに解決できるよう努力する。
大人の果たすべき責任があいまいになっていれば、時に諭すことも必要でしょう。
市民としての意識の啓発も必要でしょう。
手間も人手も必要です。それだけの雇用を広げるときではないのか、とも思います。

集会では、運動の発言に何度も胸を熱くし、一方で手足は冷え切り、
銀座パレードはユニークなコールをあげ、
経団連前では、黒塗りの車が何台も止まっているもとで抗議のこぶしをあげ、
終了の4時半には、身体が芯から冷えました。

そこから有明コロシアムへ。
総選挙勝利にむけた大演説会。
米倉斉加年さんの応援スピーチは、文化人として歩んできた重みにあふれていました。
後日、全文をこのHPでも紹介したいと思っています。
心の入った言葉とはこういうものなのだと、圧倒されました。

日本共産党の綱領と今日の情勢が「響きあっている」――志位和夫委員長の演説。
自民党政治を続けるわけにはいかない根拠があふれていました。
日本共産党と力を合わせようと決心するには、勇気がいるかもしれないけれど、そのわだかまりをのりこえなければならない時を迎えているのではないのかと、日本共産党員としては思います。
そのことを多くの有権者のみなさんにどう訴えていくか、問題意識のかたまりになりながら演説に聞き入りました。

私は手をふってエールをかわしあう出番だけでしたが、その一瞬、一瞬は嬉しくて嬉しくて。
会場を出てからも、手をふり、握手しながらの帰路となりました。

会場の中も暖かいとは言い難い状況、参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
そして外で案内等の係を担当されたみなさん、本当に本当に、寒いなかありがとうございました。