コラム
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【08.02.03】神社で豆まき初体験
雪にも負けない子どもたちの歓声
台東区鳥越神社で裃(かみしも)をつけての豆まきに参加させていただきました。降りしきる雪のなか、浅草駅からタクシーで向かうと、
「こんな雪で集まるかね」と運転手さん。
「人がいないと、豆まく人が気の毒だよね」。まったくその通り・・・。
台東区は中選挙区時代の東京8区。
定数2をあらそって、金子満広さんが激烈な選挙をくりひろげたことは記憶に新しいところです。
「金子さんも毎年参加しているんですよ」と地元の区議さんから声をかけていただいて、
私も「豆まきデビュー」を果たすことができました。
控え室で談笑していると、昨年夏、ともに選挙をたたかった自民党の保坂三蔵前参議院議員が現れました。
「大変な思いをしましたね」と話しかけられ、「本当に」と苦笑しながら応じました。
議会や選挙での政策論戦と、こういう場での人付き合いは別もの。
どちらもできるようになってこその政治家なのだと思います。
裃をつけていただいて、お祓いを受けて、いよいよ豆まきです。
雪はほとんどやんだけれど、足元はどろんこ。そんななかで子どもたちが大声をはりあげていました。
「お姉さん、こっちに投げて!!」「こっちにもちょうだい!」
(おばさんではなく、お姉さん、という当たり、なんというか、感心しました。)
鬼を追い払うというよりも、「福をまく」という風情の豆まきで良い体験ができました。
帰宅して、暗くなってからの我が家の豆まき。
「豆がもったいない」という息子は、一粒投げてはすぐにひろって食べるという豆まき。
娘は「大きな声は恥ずかしい」とのこと。
子どもが大きくなると、いつの間にか豆まきもやらなくなってしまうのかな。
ふと、そんなことを思います。
「心の中の鬼を退治する」という息子に、「どんな鬼?」と尋ねると首をかしげていました。
私が退治したいのはどんな鬼かしら。
「無関心」という鬼、「なまける」という鬼、そんなことを思いながら43粒(数え年)の豆をぽりぽりとおいしくいただきました。