日本共産党 田村智子
コラム

【07.10.27】「若者の人生が”ぶっ壊”されている!」

「若者の人生が”ぶっ壊”されている!」

 
これは、私たちがまとめたアンケートの表題です。
今年春から取り組んできた「TOKYO若者実態調査」、これまで約750通の回答がよせられ、中間報告の集いを開きました。
(現在もとりくんでいます。このぺージからも回答できます。トップページの下の方を見てください)。

これから私たちは、若者たちと政府要請、財界要請などにとりくみます。
どんな要求や実態をつきつけて迫るのか、具体的な検討も始めます。
みなさんの声、意見も募集しています。

これまでよせられたアンケート。
その自由記入欄に書かれた内容を、私もすべて目を通しました。
長時間労働のすさまじさ、不安定な働き方、若者たちの不安の大きさはどれほどでしょう。

集会には、アンケートにとりくんだ若者、こたえた若者など50人ほどが参加。
自分や友人の働き方の実態について、次々、発言立ってくれました。

ある認証保育園、「子どもに本名を名乗らない」という決まりで、「源氏名」を与えられる。子どもに本気で関われないような、ストレス、苦痛。

チェーン展開している美容室、新人は仕事が終わっても体力が続くまで練習。店長も休みがとれずに流産。それでも「仕方ない」という声が職場にある。

IT産業、実態は、取引先に常駐する派遣社員なのに、個人事業主として扱われ社会保険料は個人負担。24時間、いつでもトラブルに対応できるよう求められ自律神経をやられてしまう。

介護の職場。夜勤もあるのに仮眠室がなく、寝袋をもってきて廊下に寝ている職員もいる。それが違法だということも組合がないためにわからなかった。

紳士服販売の大手。不払い残業が告発されたことで、定時にあがれるようになった。(元気がでる話もあったんです)

「働き続けたい」と声をつまらせた男性もいます。
「3日前は帰りが午前2時、一昨日は3時、昨日は午前4時。働き続けたいけれど、身体がもたない。……働き続けられる職場にしてほしい」

「働き続けたい」、当たり前のことが崩されている社会。
過労で倒れるか、職を失うか、こんな二者択一を迫る世の中とは一体なんなのか!!!

健康に働く、自分を大切にして働く、夢をあきらめず働き生きる――
人間の尊厳をかけた闘い、私たちは敢然と毅然と、そして希望をもってすすめていきます。