コラム
【07.09.07】台風の被害心配です
台風の被害心配です
昨晩の風は本当にすごかった…。
家が風でゆれるのがわかるほどでした。
家のまわりやベランダに飛ばされそうなものはないかとチェックしたはずなのに、
朝、玄関のドアを開けると、
倒れてしまったらしい姫りんごの鉢を、どなたかが直してくださった様子。
すみません、ありがとうございます、と心の中で頭をさげました。
学校の登校時間が遅くなるのでは、と思ったのですが、通常登校。
(子どもたちは期待して、のんびりしていたのが一転、大慌てに)
まだ風が強かったので、集団登校の集合場所まで一緒に行くことにしました。
途中、街路樹の枝が折れて、歩道をふさいでいるところも。
被害や危険な地域を伝えるニュースでは、この間、訪ねた地域の名前が出ないかと耳をそばだてていました。
杉並区の善福寺川周辺は? 江戸川のスーパー堤防建設予定地は?
北区で水害が起きた地域は? などなど。
大きな台風や地震は避けようがないし、被害がまったくない、ということはほとんど不可能でしょう。
人命が奪われることのない範囲にどうとどめるか、
被害が起きたときに、どう復興するかを真剣に考えるときを迎えていると思います。
先日(9月4日)、防衛省にミサイル防衛についての説明を受けましたが、
私には、日本がどこかの国や勢力からミサイル攻撃を受けるという危険性は、
外交努力、政治努力でゼロにしていくことは可能と思えてなりません。
日本国内や海上に巨額の予算でミサイルをはりめぐらせるよりも、
避けることのできない自然災害にむけて、大胆な予算をくむべきではないのか。
中越地震の被害をみても、被災者の生活復興は大変なことです。
そのための予算をいまから積み立てることはできないのでしょうか。
のろのろ台風がどれほどの被害をもたらすのか、
今日・明日のニュースを、このことだけのニュースとせずに、
自然災害、とりわけ70年のうちに起きるという大地震への備えはどうなのかを考える契機にしたいものです。