日本共産党 田村智子
コラム

【07.06.13】文化のつどいで大澤豊監督と対談

文化のつどいで大澤豊監督と対談

対談の直前の短時間の打ち合わせで、ぶっつけ本番の対談となりました。
自然体の対談になったでしょうか。

日本国憲法の誕生を追った、映画「日本の青空」。大澤豊監督の作品です。
私も調布市まで出かけて見ましたから、その感想から対談が始まりました。

「占領軍に押し付けられたことは歴史の事実」という安倍首相。
映画でも、その国会答弁の様子が映し出されています。
電化製品の店に並んだテレビに映るという場面なので、安倍首相の顔がいくつもあって答弁の異常さが際立ちます。

映画は、この安倍首相に真っ向から挑んでいます。
「大澤監督が安倍首相と党首討論をしているように感じました」と私。
しかもこれは、大澤監督だけが対決しているのではないのです。
映画の最後に流れるクレジット。
映画の製作・普及に協力した個人・団体の名前が途切れることなくまた圧倒的に流れていくのです。
じつは私は、この最後のクレジットでとうとうこらえきれずに涙を流したのです。

戦争を知っている、戦後の憲法を学んだ感動を知っている大澤監督。
その熱い思いに私も大いに励まされました。

子どもと本をめぐること、文化行政、文化の国際交流、障害者のみなさんが文化を享受する権利のなどなど、話はつきませんでした。
どんな政治をめざすかは、思わず力が入って話してしまい、
「見かけによらず、意思が固いのだと確信しました」と監督。

「アイ・ラブ」シリーズのことなど、お聞きしたいこともあったのですが、それはまたぜひ機会をもってと思います。

この「文化のつどい」、すばらしい演目がいっぱいでした。
ジャズ演奏(圧巻でした)、お座敷芸(三味線の音色いいですね)、そして歌。
心に満ちてくるものがあります。
今度は客席からもぜひ見てみたいと思います。