日本共産党 田村智子
コラム

【07.05.21】東京大学の学生たちと

東京大学の学生たちと

午後6時過ぎの駒場キャンパス。
講義が終わったところなのか、学生たちが正門にむかって流れを作っていました。

私は教室へ。学生主催のトーク集会です。
「たしかな野党に聞いてみよう」というタイトル。
参議院選挙にむかう私の思い、政治を変えることはできるという展望を語りました。

話すだけでなく学生からの質問にもこたえたい、と私も要望したので、質問時間もたくさんとってもらいました。
「教育基本法についての考えを聞きたい」
「民青同盟に入ろうかなと友達に言ったら、やめとけと言われた。なぜ印象が悪いのか」
「フランスの運動のように日本がもりあがらないのはなぜ」
「いつも元気に共産党の活動ができる、その源は」

集まった学生の多くが、政治や社会のことに自分の意思で関わろうとしていることがわかります。
だから政治を客観的にみた質問ではなく、どう自分が関わっていくのかを考えたいという前向きな思いが見えてきます。

自分も学生時代に、いっぱい悩んだり、迷ったり、時には歩みが止まったりした経験がたくさんあります。
それだけに学生のみなさんと話していると応援したい気持ちでいっぱいになります。

「元気をもらいました」とお互いに感想をかわしあって終了。
六大学合唱連盟の合同練習で講堂をつかったことや、演奏会に向けての印刷物を学生会館でつくったこと…
湾岸戦争の時、東京の学生たちのデモ行進がここからスタートしたこと、
そんな青年時代の思い出も味わいながら、人通りも少なくなったキャンパスをあとにしました。

ところで、今日は久しぶりに井上美代さん(私が秘書をしていた元参議院議員)とゆっくりお話する機会をもてました。
そこで知ったのが、安全ピンとビーズだけで作る「9条バッヂ」は美代さんの発案だったということ。
初めて見たときに「これはすごい」と感嘆し、つけていた女性から「それならあげるわよ」といただいたことがありました。
「女性9条の会」の活動資金をと、美代さん自ら作っておられるとか。
草の根でがんばり続ける井上美代さん、私もがんばらなければ!!!

東京で挑戦する議席、直接は緒方靖夫さんからのバトンタッチですが、井上美代さんの国会での活動もひきつがなければとなりません。
気持ちがいっそうひきしまります。