コラム
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【07.05.03】5月3日に憲法を読もう!
5月3日に憲法を読もう!
朝6時に起床。そして日本国憲法を前文から第103条まで読み通しました。
途中で「去年もこの日の朝、憲法に目を通していたな」と思い出しました。
毎年、日本共産党として憲法記念日の街頭宣伝をやります。
昨年と今年は、私も弁士の一人。
だから憲法をあらためて読むことにした、というのが本当のところ。
読みながら、昨年とはまた違うところで感動したり、発見したり。
そこで思いました。
5月3日は、必ず憲法を読むことからはじめよう!
今年読んだのは、井上ひさしさんの『子どもにつたえる日本国憲法』。
前文と第9条は、憲法の心を井上さんの言葉にして書かれています。
前文の冒頭――
「国民がみな、ひとつところに集まって 話し合うことはできないし たとえできたとしても やかましくてなにがなんだかわかなくなるだろう」
「そこで私たち国民は 決められたやり方で『代わりの人』を選び その人たちを国会に送って どうすれば私たちの未来が よりよいものになるか それをよく話し合ってもらうことにした」
選挙とはなにか、国会議員とはなにか、胸にしみいるようでした。
今の「改憲議論」そのものが、憲法が求める「国民の代わりの人」として役割をあまりに逸脱していることも、ありありと見えてきます。
憲法が求める国会議員の役割とは何か。
憲法の理想の実現ではないのか、今の国会はこの原点を失っているのではないのか。
憲法前文の主語は、「日本国民は」であることの意味の大きさ。
戦争の惨禍が怒ることのないように決意し、行動するのも、
憲法が掲げる理想の実現もをめざすのも、日本国民であるという宣言。
国民主権の本当の力をかみしめました。
まず憲法を読もう!――多くの人たちによびかけたい気持ちでいっぱいです。