日本共産党 田村智子
コラム

【07.04.23】喜んだり悔しがったりの一日

喜んだり悔しがったりの一日

 
地方議員の選挙が終わりました。私も応援に入った地域をはじめ、新聞の当選者欄に目をこらしました。

豊島区、文京区、荒川区などの前進に「やった!」
街頭で出会ったみなさんの顔がうかびます。(写真は、20日杉並区にて)

残念な結果の地域もありました。何度も新聞をみては、う〜んと知らず知らずにうなってしまいます。

この選挙、各地をまわって驚いたのは自治体の「ため込み金」。
港区の1000億円超をはじめ、足立区でも650億円とは。
毎年予算を使い残す、それをため込む、この数年で額が急増しているのです。

債務の返済、今後の施策への備えは必要としても、2割ほどをくらしの予算にまわすことはできるでしょう。
そうすれば、障害者施策、高齢者施策、子育て支援など、どれだけとりくめるか!

障害者自立支援法で、障害者の方々の負担が重くなった分、自治体負担が軽くなったり、
介護保険制度の改悪で、これまで介護を受けていた人がうけられなくなったり、
住民税の増税で、年金が減っているのに税金の天引きが増えたり、
こうして、貧困と不安が広がっているのに、自治体の財政が好転するという異常な事態が起きているのです。

こうした事態を知らせて、くらしの守り手としての自治体をめざす――この運動は選挙だけのものではありません。
掲げた政策の実現も、これからが勝負です。

私も地方議員のみなさんとやりたいことが広がりました。
悔しさも、喜びも、次の一歩につなげて前進しましょう!

ところで我が家のインフルエンザは、結局、息子にも飛び火していました。
実家の母へのSOSでのりきりました。がんばった息子にも、母にも感謝です。
火曜日からの登校ですが、いきなり全国学力テストとは…。